目次
人生を決めるような印象の強い出来事の80%が35歳までに起こると言われています。
このことから言えるのは、若い時の時間の使い方で今後のその人の人生が決まってくるということです。
以下で紹介する「30代までにやるべきこと」はいつからでも始めることができますが、もしここで紹介することがまだ自分にはできていないというのであれば、今すぐにでも始めましょう。
人生100年時代とも言われていますが、時間は限りあるものなので、あっという間に過ぎてしまいます。
思い立ったらすぐに始めましょう。早ければ早いに越したことはありません。
30代までにやるべきこと1:感性を磨く
人間は歳を重ねるごとにどんどんと価値観が凝り固まってしまいがちです。
意識していないと何をするにも腰が重くなって、いつも決まった人としか付き合いがないなど人間関係が固定化される、変化のない面白みのない人生になってしまいます。
変化が激しく、物事の多様化が進んでいる現代社会において、自分の価値観が凝り固まってしまうということは変化に対応できないということであると同時に、とても恐ろしいことであると言えます。
価値観が凝り固まるとどうなるの?
自身の価値観が凝り固まってしまった場合、例えば以下のようなことが起こります。
- 移り変わる周囲の激しい変化に対応しきれない
- 多様な価値観を認められず、自分の価値観しか信じられなくなる
- 人間関係の悪化
- 人から好かれなくなる
このような状態になってしまうと、仕事にも影響が出てきます。
自分1人で行う仕事であれば問題ないのでしょうが、たいていの仕事は誰かと協力して行うものです。
相手と協力する以上、相手がどんな考えを持っているか、どのような価値観を持っているかを理解することは仕事をすすめていく上でとても大切なことだと言えます。
柔軟な価値観を持つために
柔軟な価値観を持つために行うべきこととして「読書」「色々な人との交流」が挙げられます。
読書を通じて、さまざまな人の考え方や世界観を感じることで、自分の考えが全てという思い込みがなくなり、あらゆる考え方に柔軟に対応できるようになると思います。
また、友人や会社の同僚だけではなく、自分とは価値観があわないだろうと思う人や世代の人とも臆することなく広く交流することを心がけることで、人の見る目が養われ、自分自身の価値観が広げることも繋がっていくのです。
30代までにやるべきこと2:ロジカルシンキングやクリティカルシンキングを学び、実践する
活躍できるビジネスパーソンになりたい!けれど、何を頑張ったらいいの?と悩んでいる20代の方は多いですよね。
そんな若手の方には、ロジカルシンキング・クリティカルシンキングを身につけるといい。とアドバイスしています。
その場のノリや感覚だけに頼らず、論理的な考え方に基づいて意思決定ができるようになると仕事での成果につながりやすくなります。
実際に仕事で大きな成果を出し続けている人の多くがロジカルシンキングの考え方を身に着け実践しています。
具体的にどんな良いことがあるのか、もう少し詳しくご紹介していきますね。
メリット1:選択の仕方の変化
ロジカルシンキングやクリティカルシンキングを身につけることによって人生における選択が変わり、物事に対する捉え方や意思決定が変わってきます。
ロジカルシンキングやクリティカルシンキングを身に着けていない人は基本的に感覚やノリで物事を考え解釈をしているため、間違いを犯してしまうことがあります。
また、理屈が自分の中で分かっていないため、何が間違いか、なぜ間違いか分からないということが考えられます。
メリット2:自分の考えを正しく相手に伝えられるようになる
ロジカルシンキングやクリティカルシンキングができるようになると、客観的事実を使って明確な論理を提示することができるようになります。
その結果、気が合う合わない関係なく関わる人にわかりやすく自分の意図を伝え納得してもらった上で自分が考えている方向に動いてもらいやすくなるのです。
ロジカルシンキングやクリティカルシンキングを習得する前、ノリや感覚で物事を考え捉えていたときは気が合う人であれば「なんとなく」で物事を伝えたり納得してもらうことも可能でした。
しかしこれはあくまで「同じようにノリや感覚で物事を捉える人」「気が合う人」に限った話でしかありません。
ノリや感覚が合わない人や気が合わない人の場合、「なんとなく」の表現や感覚ではなかなか相手に伝わりません。
自分としてはなんとなく伝わったと思っていたにもかかわらず、相手には何も伝わっていなかったということがある場合、これが原因であると言えます。
メリット3:仕事や転職において自分の成果をわかりやすく証明できる
「仕事においてどのような成果をあげたのか」「なぜその成果をあげることができたか」これらを明確に表現できるようになると仕事がスムーズに進み、結果としてキャリアの成功につながるでしょう。
例えば自分がどのような仕事をしてきてそこでどんな成果を挙げてきたかを言葉にするのはかなり難しいことです。
感覚やノリだけで相手に伝えていた場合、自身の能力を正しく相手に伝えたり認めてもらうことができません。
その結果、過小評価を受けてしまう、成果や能力についても再現性がないと判断され「マグレ」「偶然」「たまたま」と思われてしまって損をしてしまうこともあります。
ロジカルシンキングやクリティカルシンキングにおすすめの本
早い段階でロジカルシンキングやクリティカルシンキングの考え方を身につけることによって周りと大きな差をつけることができ、仕事においてもキャリアアップにつながるということでした。
ロジカルシンキングやクリティカルシンキングの考え方を身につけるために役立つ本を最後にご紹介したいと思います。
以上の本が考え方を身につける上で読むべき本です。
もちろん一度読んだだけで簡単に身につくような考え方ではないので、繰り返し何度も読んだり日頃の生活でも意識して取り入れて見るようにしてみましょう。
まとめ
30代までにやるべきこと2つ
- 感性を磨く
- ロジカルシンキングやクリティカルシンキングの考え方を学び、実践する
について説明しました。
これらの取り組みは早ければ早いほど効果はありますが、始めるのに遅いということはなく十分に間に合うので取り入れてみましょう。
自身の今後の生活のため、キャリアのためにやるかやらないかは自由です。
しかし、キャリア形成にとってプラスに働くことは間違いないので、やっていない人は今すぐにでも取り組むべきでしょう。
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この記事を書いた人
末永 雄大Yuta Suenaga
リクルートキャリア、サイバーエージェントを経て、2012年に同社を設立。 月間40万PVを誇る転職メディア「すべらない転職」やキャリアの有料パーソナルトレーニング「マジキャリ」を通じて20代のビジネスパーソンを中心にキャリア支援を行う。