ベンチャー企業に転職するメリットって?事前に確認すべき9項目

  • 2020.10.08

すべらない転職

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ベンチャー企業への転職って不安ではありませんか?

ベンチャー企業への転職を検討しているものの「本当に大丈夫?」と不安に思う声は少なからず転職希望者からお聞きすることがあります。

具体的にベンチャー企業への転職に際してどのような点を不安に感じてしまうのか、ここで整理してみましょう。

    • 労働環境が整っておらず、仕事がハードなのではないか
    • 倒産のリスクはないか
    • 仕事の任される幅が広いのはメリットでもあるが、「何でも屋」のようになってしまわないか
    • 入社後のキャリアステップが不明瞭。給与も上がるのかわからない
    • 転職前の働き方とどのように変わるのかが想像しきれない
    • どのような社風か
    • 転職後研修なども整っていない可能性があるので、仕事に慣れるまでが心配
    • 実力主義でついていけるか不安

これらは一例ではありますが、よく聞かれるベンチャー企業への転職を考える際に挙げられる不安の内容です。

現在勤める企業とのギャップがあるのではないかという点や、入社後の将来性などに関わる内容が一般的には多いようです。

ベンチャー企業への転職では転職する目的を明確に決めましょう!

給与や待遇面で大手企業と比べると劣ってしまう可能性が大きい中、なぜベンチャー企業へ転職したいのでしょうか?

恐らく、ご自身でチャレンジしてみたいこと、求めている環境、あるいはこんな人達と働いてみたいなど、何か漠然と理由があると思います。

まずはその漠然とした理由を、明確に言語化できるよう、考えてみてはいかがでしょうか。

そもそもベンチャー企業とは?

ベンチャー企業とは独自のアイディアや技術を基に、今までとは違う新しいビジネスを展開する中小企業のことを指します。

またベンチャー企業の特徴としては、急成長することを目指しており、数年で株式市場に上場することを目標にしている企業が多い傾向にあります。

成長するベンチャー企業の特徴は?

成長するベンチャー企業には特徴があります。

もちろん様々な特徴があるのですが、とくにこれは重要だ!と思える特徴を何個か挙げるとしたら、

    • 経営者が魅力的
    • ビジネスモデルがオリジナルで、事業に将来性がある
    • 明確な差別化された技術がある

など、大手企業にはまねできない何かがあるベンチャー企業は例外なく伸びています。

ベンチャー企業へ転職を考えている場合には、「この会社の強みはなんだろう?」と考えてみて下さい。

とくに強みがないベンチャー企業には転職しないことをお薦めします。

ベンチャー企業への転職リスクとは?

まずベンチャー企業への転職のリスクとして大きく2点あると考えています。

    1. 倒産のリスク
    2. 企業の社風と合わない

倒産のリスク

基本的にはベンチャー企業は、設立間もないながらも、大手企業が存在しないニッチ分野で事業展開し、急成長を目指す組織です。

信用力、資金力では大手企業にはかなわないため、思ったよりも売上が伸びずに、倒産するリスクが高い傾向にあります。

しかし、昨今ベンチャー企業と標榜していても、数億円単位で資金調達をしていたり、企業規模が大きいベンチャー企業も多数存在します。倒産リスクが低いベンチャーも多数存在しています。

例えばDeNaやサイバーエージェント、楽天などが挙げられます。

この様なメガベンチャーは倒産のリスクは低いものの、ベンチャーマインドをうまく企業文化に取り込んで常に事業創造を促していますので、ベンチャー企業すべてが倒産リスクが高いというわけでもありません。

ベンチャー企業の社風と合わない場合

ベンチャー企業は、良い意味でも、悪い意味でも社長の考えや個性が色濃く反映される組織です。

会社のルールや制度は最初はすべて社長、あるいは当時の経営陣で作り上げていきますので、大手企業と比べ、企業風土にも特色が出やすいです。

またベンチャー企業は結果に対しての評価も厳しい会社が多いです。

その企業風土と合わないと入社後に再度転職しなければいけない事にもなりますので、自分の志向性と、企業風土があっているかの確認は慎重におこないましょう。

ベンチャー企業に向いている人の特徴とは?

私は、ベンチャー企業に向いている人の特徴として、下記の特徴を挙げてみました。

    • 趣味のごとく仕事を楽しめる
    • 主体的に考えて行動できる
    • 一人二役、三役と業務がこなせる
    • 苦しい時でも逃げずにやりきることができる

ベンチャー企業で働くことは、正直大手企業に勤めていた時とは働き方は全然違います。 働き方が違うということはその働き方に向いている人と、向いていない人が出てくるのは当然の結果だと思います。

ご自身はベンチャー企業向きかどうか、確認してみてはいかがでしょうか。

趣味のごとく仕事を楽しめる

ベンチャー企業は、夜遅くまで働いたり、時には土日出勤もあったりします。

事業が伸びている時はとにかく忙しくなることが多々あります。

そんな時でも、仕事を趣味のごとく楽しんで行える人はベンチャー向きかと思います。

主体的に考えて行動できる

ベンチャーは、都度指示待ちする様な人を採用してる余裕はありません。

教育体制も整っていない中で、自分でドンドン成長してくれる人を求めています。

自分は指示がないと動けないという「指示待ち人間」だと思われる人は、ベンチャーへの転職は控えたほうが良いと思います。

一人二役、三役と業務がこなせる

ベンチャー企業は、業務が多岐にわたった場合にも、人を簡単に増やすことができない場合があります。

1人で様々な仕事を掛け持ちして仕事をする場合もあるかもしれません。

苦しい時でも逃げずにやりきることができる

正直これが1番重要かもしれません。

ベンチャー企業は、今までにないサービスを展開するので、次から次へとトラブルや課題が出てくることが本当に多いです。

苦しい時でも、逃げずにやりきる意思が強い人はベンチャー向きだと思います。

ベンチャー企業が好む志望動機とは?

ベンチャー企業は、転職者に対して求めていることは、入社後の意欲を重要視しています。

なぜなら、ベンチャー企業で働くということは、正直簡単ではありません。

企業・サービスの知名度は低いことが予想されますし、会社の将来はそのベンチャー企業で働く従業員さんが担って事業を伸ばしていかなければならず、ガムシャラに働いていけるのか?という点が求められる場合が多いからです。

ガムシャラに働くには、入社後の意欲が重要視されるのも容易に想像がつくかと思います。

志望動機は大まかに以下の4つで構成されます。

    1. 転職理由(現職を辞める理由・不満や課題)
    2. 仕事選びの動機(業界・職種への動機)
    3. その会社への志望動機(その会社を受けた理由・入社志望理由)
    4. 将来を踏まえて自分がやっていきたい事(仕事を通して大事にしたい軸)

この志望動機の構成のいずれかの中に、自分はガムシャラに働けることを、過去の実績やエピソードを織り交ぜながら、面接官にアピールしてみましょう。

ベンチャー企業は過去の実績や経験をもちろん見ますが、一番は意欲が高い人を採用したいと考えていますので、ベンチャー企業の転職面接では態度で熱意を見せることを心がけてみて下さい。

ベンチャー企業へ転職した場合の年収は?

ベンチャー企業に転職する場合に限らず、転職者の人が良く気にする点は年収ではないでしょうか?

ベンチャー企業への転職する際には、残念ながら年収が上がるケースはほとんどありません。前職の年収並みか、あるいは年収ダウンを覚悟する必要があります。

ただし、専門的な能力がある場合は年収が上がることもあります。とくにエンジニアやデザイナーやマネジメント層の人に多い傾向です。

また企業の成長度合いに応じて、年収は上がっていくことが多く、成長意欲が高い人には逆にチャンスと捉えて転職する人も多いのは事実です。

弊社で実際に転職支援をさせて頂いた人の中には、年収を大幅ダウンさせる代わりに、ストックオプションを発行してもらい、転職されたケースもございます。

ベンチャー企業への転職の場合、職歴や経験などにもよりますが概ね300万円から600万円前後で転職される人が多いです。

年収や待遇面で不安に思う人は、ベンチャー企業への転職はおすすめしません。大手企業へ転職されることをおすすめします。

ベンチャー企業への転職のメリットとは?

ここまでベンチャー企業は厳しい環境だなと思われた人も大勢いらっしゃるかと思いますが、もちろんベンチャー企業へ転職することによるメリットも当然あります。

    • スピード感と裁量権
    • 経営者との距離の近さ
    • 活躍次第では収入大幅UP
    • 似た志向性の仲間と働ける

スピード感を持って仕事ができ、人によっては早くから役職に就くことがある

大手企業の場合、管理職になれるのは30代になってからの方が多いです。

しかしベンチャー企業の場合には、2年目から数十名の部下を率いて仕事をされる人も珍しくありません。

ベンチャー企業のほうがマネージメント経験を早く経験できる可能性があります。

中にはベンチャー企業の役員、子会社の社長になるか人も大勢いらっしゃいます。

経営者と比較的近い距離で仕事ができる

大手企業の場合、社長と会ったこと、話したことすらない人も居るのではないでしょうか。

ベンチャー企業の場合は、同じフロア、あるいはすぐ傍で働けることもあります。

経営者の傍で働くことによって自分がやってみたい仕事や提案など直談判できる環境は、自分でドンドン提案していきたいという自発的な志向性がある人にとっては、良い環境ではないでしょうか。

収入が増える可能性がある

ベンチャー企業へ転職したら、年収が下がることが多いとこの記事では紹介していましたが、入社後の活躍次第では大幅に増える人も大勢いらっしゃいます。

また企業の成長と共に、給与面、待遇面は改善されることが多いです。

自分と似たような志向性を持った仲間と働ける

ベンチャー企業は、その企業文化を理解して入社してきている人達が大半なので、社員は皆似た様な考えを持っている人が多く集まる傾向があります。

目指すべきものが同じ仲間と働くことを重要視している人には、ベンチャー企業はおすすめです。

ベンチャー企業で活躍するには?

転職に際して不安に思うポイントもあるかもしれませんが、ベンチャー企業への転職して活躍する人には共通した考え方・姿勢があります。事前に理解をしておきましょう。

    1. 主体性がある
    2. 自分のキャリアプランを持っている
    3. 経営者の思想に共感している

1.主体的に物事に取り組む姿勢があり、入社後チャレンジしてみたいことがある

まず挙げられるのは主体性でしょう。

ベンチャー企業の場合仕事の進め方、仕事に関わるツールやルールなどが未整備な事も多く、自分で考えたり、自分で決めながら仕事を進めることが多い環境です。

また、決められたキャリアコースがあるわけでもないので自分がどのように取り組みたいのかという意思がなければなかなか務まりません。

ですので、入社時点でどのようなことに取り組みたいのか、自らの意思があることが実は重要です。

2.自分のキャリアプランを持っている

1にも関連しますが、入社後どのような仕事に取り組みたいのかという背景として自分のキャリアプランを具体的に持っているということも重要なポイントです。

一緒に事業を大きくしてグローバル展開に貢献したい、数年間の経験を積んで自分も起業したいなど、自らのプランによって経験したい仕事も変わりますし、自分で仕事を作る必要のある環境ですからプランを持たないまま働いてしまうとチャンスも巡ってきません。

3.志望先の経営者とどのように働きたいか考えている

また、ベンチャーならではなのが経営者との距離感でしょう。

経営者の掲げるビジョンや方向性へ賛同し、どのように一緒に事業を創り上げていきたいかという姿勢はベンチャー志望の場合には重要です。

ポジションのレベルや、事業フェーズによっても距離感は厳密には異なりますが、自分の考えと具体的にそのビジョン実現のために自分がどう役立てるかを言葉にできると印象が大きく変わります。

ベンチャー企業へ転職する際は、「転職して何を実現したいのか」といったビジョンを語れるようにしておくことも重要です。

ベンチャー企業への転職がうまくいかない人とは?

一方で、ベンチャー企業への転職がうまくいかないという人も実際にはいます。

なぜうまくいかなかったのかを知り、転職前にそのリスクを回避できるように準備をしましょう。

    1. 前職とのギャップが大きすぎた
    2. イメージばかりで転職を決めてしまった
    3. 経営者と合わなかった

1.前職とのギャップが大きすぎた

とくに大企業からの転職者に多いケースですが、働く環境や仕事内容へのギャップが大きく「想像と違った…」と感じてしまう結果になることは多いようです。

    • 労働時間が長く、想像以上にハードだった
    • 福利厚生や制度が少なく、ギャップを感じてしまった
    • 仕事のためのツールや仕組みが整っておらず、0からやらなければならない

大企業にいると「当たり前」と思っていることが、成立していないことがベンチャー企業には多々あります。

事前にどのような可能性があるのかを、幅広い観点で考えておく他ありませんが、そもそもその想定も難しいので、転職エージェントなどを利用して第三者から客観的にそのような意見をもらうのも手でしょう。

2.イメージばかりで転職を決めてしまった

「成長できそう」、「自由に仕事ができそう」、「将来性がありそう」

このようなイメージが先行し、実際に入社するとそのイメージとギャップがあったなどの声はよく聞かれます。

また、イメージとは違わなかった場合でも、実力不足で仕事をあまり任せてもらえなかったなどのケースもあります。

どのようにスキルアップしていくかまで自ら考えておかなければ、厳しい環境とも言えます。

労働環境は大手企業に比べて整っていないケースが多いのが現実のため、泥臭い部分も含めて働き方を理解しておくのと同時に、自らがどう取り組みたいのかまでよく考えておきましょう。

3.経営者と合わなかった

ベンチャーならではの要素が経営者との関係です。

仕事の進め方や事業の方向性など、経営者の考え方が合わないとベンチャーでの仕事は辛いものがあります。

ベンチャーの場合採用に経営者が直接関わる場合も多いので、選考時にミスマッチがないかを確認するため自分の考えをぶつけてみるなど、自分で確認をするという姿勢も重要となるでしょう。

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この記事を書いた人

末永 雄大Yuta Suenaga

アクシス株式会社 代表取締役
リクルートキャリア、サイバーエージェントを経て、2012年に同社を設立。 月間40万PVを誇る転職メディア「すべらない転職」やキャリアの有料パーソナルトレーニング「マジキャリ」を通じて20代のビジネスパーソンを中心にキャリア支援を行う。

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