自分に合うビジネス書とは?年齢別のおすすめ書籍を紹介

  • 2020.11.21

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社会人になると、目の前の課題解決や成果を上げるためにビジネス書を参考にする機会が多いと思います。

そこで今回は、そんなビジネス書の正しい選び方や、各年代ごとに分けてオススメのビジネス書をご紹介していきますので、ビジネス書を選ぶ機会があればぜひこの記事を参考にしてください。

ビジネス書の選び方4選

自己啓発やマインドフルネス、スキルアップのためにビジネス書はとても役立ちますが、多種多様なビジネス書のなかから自分に合うビジネス書を見つけるのは困難に思えます。

そこで、誰でも自分に合うビジネス書を見つけることができる選び方のポイントを4つご紹介していきます。

それぞれについて詳しく解説していきます。

ビジネス書の種類を把握する

ビジネス書を選ぶためには、ビジネス書にはどのような種類があるのかを把握することが大切です。

種類によって得られる知識が変わるため、目的を明確にしなくてはなりません。主なビジネス書は、以下の2種類に分けることができます。

それぞれについて詳しく解説していきます。

ノンフィクション本

有名な経営者やコンサルタント著書の、経営やマネジメント、自叙伝などを知ることができるビジネス書です。マネジメントや組織論、経営学などを学ぶことができます。

ノウハウ本とは違い、ストーリー性のある構成になっているため、読み物としても楽しむことができます。

各分野のノウハウ

業務に関わる専門分野だけでなく、パーソナルスキルや業務効率化など、あらゆる分野の専門知識やノウハウを学べるビジネス書です。

自己啓発やキャリアアップ、モチベーションアップを目的として読まれることが多く、学生のように勉強時間が取れない社会人の勉強ツールとなっています。

目次を参考にする

ビジネス書はタイトルだけでもおおよその内容を把握することができますが、どのような内容で書かれているか把握するには困難です。

そのため、ビジネス書を選ぶにあたり、本の見開きにある目次を参考にします。

ビジネス書の目次は、大見出しと中見出しが抜粋されているケースが多いため、目次を見れば、本の内容をおおよそ把握することができます。

同じ分野のノウハウ本であっても、書かれている内容が異なる場合もあるので、目次を参考に読みたいと思うビジネス書を選ぶようにしましょう。

本の帯に注目する

その他書籍と同様、ビジネス本には帯がつけられることが多くなりました。

帯は、本のおすすめポイントや、内容の抜粋、本を愛読している著名人の感想などが書かれているため、ビジネス書を選ぶ際も大きなヒントとなります。

理解できる内容か確認する

自分に合うビジネス書を選ぶためには、専門用語の有無と、本のボリュームや文字の大きさを確認するようにしましょう。

自分が知らない用語が多く使われているビジネス書は、自分の今のスキルにあっていない本であるということです。

深く内容が理解できない恐れがあるため、内容が理解できる本を選ぶようにしましょう。

また、本のボリュームや文字の大きさは自分の読む意欲に大きく影響を与えます。

背伸びをして文字が多い、ボリュームのある本を購入しても、読むのが苦痛になれば意味がありません。自分が長時間集中して読めるボリュームと文字の大きさを選ぶようにしましょう。

最近では、インターネットで本を購入する人も多いのではないでしょうか。インターネットでも目次から最初の数ページを試し読みができるため、活用するようにしましょう。

20代におすすめのビジネス書5選

ビジネス書は、自分のスキルやライフステージなど、現在の自分の置かれている環境に合うものを選ぶのが大切です。

そのため、年代によって読むべきビジネス書が違ってくるのです。

20代は、社会人スタートの年代なので、これからの社会人生活に置いて将来設計やキャリアプランが立てられる本、人付き合いのコツなどの本など、社会人としての基礎や将来のスキルアップに役立つ本がおすすめです。

それぞれについて詳しく解説していきます。

仕事は楽しいかね?

デイル・ドーテン著の仕事について改めて考え直すきっかけとなるビジネス小説です。

大雪で閉鎖となった空港で、仕事にゆきずまり、未来を見出せない35歳の「私」へ、老人が講義を行う内容。

毎日少しづつ自分を変えていくことに喜びを感じることができ、仕事観を見直すことができるきっかけを与えてくれます。

小説のように読めるので、ビジネス書初心者の20代でも手を取りやすいでしょう。

道は開ける

D・カーネギー著、1937年発刊以来世界で1500万部以上売れているロングセラーのビジネス書。

社会人となり人間関係や環境の変化によって悩みを抱える人が多くなるなか、抱えている悩みを解決するコツが書かれています。

人々の体験談から解決のための考え方を学べ、社会人に必要な人間関係の原則を明確にでき、新社会人などにはピッタリの内容です。

嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え

心理学者のアルフレッド・アドラーの思想がわかるビジネス書。

社会人になると、自分の意見を押し殺し周りに合わせる、同期と比べられ劣等感を感じ、自己嫌悪に陥るなど対人関係の悩みは尽きない。

この本は「青年と哲人の対話篇」という物語形式でまとめられ、対人関係や人生の悩みを解決に導くことができる方法を学ぶことができます。

書中の「人は変われる」「トラウマは存在しない」「人生は他者との競争ではない」などのメッセージは、心に残ります。

コンサル一年目が学ぶこと

大石 哲之著、コンサル一年目の仕事術を学べるビジネス書。

外資系コンサルが身につけるべきビジネススキル30個を紹介しています。コンサルティングが身につけるスキルは、普遍的なものであり全ての業種でも役立てることができます。

将来に向けて、社会人としての土台を作りたい新卒社員や、どこでも通用するスキルを身につけたい社会人にはおすすめの一冊です。

ゼロ秒思考

赤羽 雄二著、世界的なコンサルティング会社、マッキンゼーで14年間活躍した著者の「頭がよくなる」メゾットを学べるビジネス書。

悩みを抱える時間を排除し、思考を前に進めるコツを学ぶことができます。

効率が上がらない、残業が多くなるなど、悩みを抱える社会人向けに、仕事を上手く進める方法を学べる本です。

30代におすすめのビジネス書5選

充分な実務経験を積んだ30代は、これからのキャリアを考える上で節目の年齢となり、より専門知識を身につけ、プレゼン力を伸ばし、成果や結果を出していくことを目標とする年代です。

そのため、自分のこれからの成長やスキルを伸ばすためのビジネス書がおすすめ。

それぞれについて詳しく解説していきます。

ロジカル・シンキング 論理的な思考と構成のスキル

照屋 華子著、企画が通るようなプレゼンを目指したい、ロジカル・コミュニケーションを身につけたいと思う30代におすすめな、倫理思考を強化するための「話す・書く・考える」の力を解説したビジネス書。

ピラミッドストラクチャーのフレームワークを用いて、倫理的な文章の書き方を学べるためプレゼンだけでなく、提案書や会議資料などのワンランク上の資料作成のノウハウが身につきます。

マッキンゼー式世界最強の仕事術

イーサン・M. ラジエル著、世界最大のコンサルティング会社マッキンゼーの問題解決プロセスやテクニック学べるビジネス書。

リサーチテクニックから、クライアントへのアプローチ法、プロジェクト構築方法などのノウハウを学べるため、実践的なスキルを身につけたい社会人におすすめ。

ブルー・オーシャン戦略

W・チャン・キム著、「競争のない新たな市場空間」をブルー・オーシャンといい、過去120年間で30以上生み出されたブルー・オーシャンの調査結果を元にし、ブルー・オーシャンをいかに創造するかの戦略が紹介されている内容。

起業の観点だけでなく、これからビジネスで活躍するための戦略を策定していく思考を知ることができます。

10年後の仕事図鑑

日本人研究者落合陽一氏と堀江貴文氏が新たな社会について語るビジネス書。

AI化が進むにつれ、大きく変わる時代、職業の未来を予測し、これから伸びる職業、無くなる職業などを紹介しています。この本をヒントに、これからどのようにキャリアを形成していくのか考えることができます。

NETFLIX コンテンツ帝国の野望 :GAFAを超える最強IT企業

ジーナ・キーティング著、有料会員1億4000万人を有し、動画配信世界一と呼ばれるIT企業のネットフリックスがなぜ成功を納めたのか、創業秘話から成功に至るまでの、紆余曲折を紹介しています。

NETFLIXの驚きの考え方から、戦略まで知ることができる内容となっています。

40代におすすめのビジネス書5選

管理職として活躍する場が多い40代には、マネジメントや部下との付き合い方などのビジネス書がおすすめ。

また、経営のノウハウなどが学べるビジネス書も参考にすることでトップの考え方を理解でき、中間管理職として意識を変えるのに役立てることができるため、経営の本も読むと良いでしょう。

それぞれについて詳しく解説していきます。

若者の取扱説明書

齊藤孝著、部下である新入社員などの考えを理解できるビジネス書。

若者を理解することで、ジェネレーションギャップを埋め、コミュニケーションを円滑化、「ゆとり世代」を成長させ、うまくチームを動かせるヒントを得ることができます。

部下を注意する方法や本音を探る方法など、すぐに役立つノウハウが紹介されています。

シリコンバレー式 最強の育て方

世古詞一著、ビジネスパーソン一人、一人を大事にしているアメリカのシリコンバレーの会社では、部下と上司の1on1のコミュニケーションが定着しています。

優秀な人材を会社に引き止めて置くためにも、1on1ミーティングを大事にしています。

この本では、社員のやる気をUPさせているため、マネジメントの一環として1on1ミーティングの必要性と、効果的な手法について紹介しています。部下をもつ40代管理職におすすめの一冊です。

40代でシフトする働き方の極意

佐藤 優著、バブル後の就職氷河期に巻き込まれ苦労を余儀なくされてきた40代。

様々な面で人生の転換期をどのように過ごし、人生の後半戦へ繋げていくのかなど様々なアドバイスが送られているビジネス書。

40代が陥りやすい罠に陥らないために、これからの将来を考えるきっかけになる一冊です。

一流の人に学ぶ自分の磨き方

スティーブ・シーボルド著、40代は、これからの人生二流に進むか、一流に進むかの分岐点を迎えます。

自分は才能もなく凡人であるため一流には進めないと思っている人でも、自分にポジティブに語りかけ、一流に進んでいくために必要な自分磨きのノウハウを紹介している一冊。

FACTFULNESS(ファクトフルネス)

 

ハンス・ロスリング著、世界で100万部売れているベストセラーのビジネス書。

ファクトフルネスとは、データや事実に基づいて、世界を正しく見るための習慣で、教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野のファクトフルネスから、世界の現状を知るためのノウハウが学べます。

40代に必要な教養を学ぶことができる一冊。

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この記事を書いた人

すべらないキャリア編集部


「ヒトとITのチカラで働く全ての人を幸せにする」というミッションのもと、前向きに働く、一歩先を目指す、ビジネスパーソンの皆さんに役立つ情報を発信します。

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