証券アナリスト試験の難易度は高い?試験概要と活かせる仕事も調査

  • 2022.05.23

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証券アナリストとは?

末永

証券アナリストとは、証券投資における分析・調査をする人をいいます。

実際に、企業の利益や売上、業績の見通し、市場動向や経済動向などを調査・分析、投資価値の評価を行い、それをレポート化し、投資運用を行う人を対象に、情報提供やアドバイス、管理や運用サポートをしていきます。

そのため、証券アナリストには、企業財務に関する知識の他に、マクロ経済やミクロ経済、資本市場に関する幅広い知識が必要になります。

これらの知識は、証券アナリストの仕事だけでなく、会社経営判断などビジネスの様々な分野で役立てることができる資格だと言えます。

証券アナリストは資格が必要?

証券アナリストを公的に認定するための資格があり、日本証券アナリスト協会が試験を実施しています。
証券アナリストは、国家資格ではなく民間資格に分類されます。

証券アナリストになるためには、必ずしも資格が必要ではありません。
証券会社や銀行などに勤務した後、証券アナリストの資格を取得するケースが多いため、事前に資格を保有する必要はありませんが、金融業界などの就職や転職でアピールポイントとして活用することができます。

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広がりを見せる!証券アナリストの活躍の場

末永

証券アナリストの知識は、様々な分野で活躍できます。
実際に、証券アナリストの資格を保有している人は、証券会社、銀行、保険会社などの金融業界や、一般企業の財務、監査役、経営企画やIR担当などで活躍をしています。

証券アナリストが活躍できる業種・職種について詳しくみていきましょう。

投資会社、証券会社

投資家から資金を集め運用していく投資会社や、株の売り買いを行う証券会社などでは、証券アナリストが活躍できる場所が多くあります。
投資や市場などの分析調査や、運用アドバイスなど、以下のような仕事で証券アナリストの知識を活かすことが可能です。

    • 投資アドバイザー
    • リサーチアナリスト
    • ファンドマネージャー
    • マーケット・アナリスト
    • M&Aアドバイザー など

銀行、信託銀行

様々な金融取引や金融商品を取り扱う銀行や信託銀行でも証券アナリストは幅広く活躍していくことができます。
顧客へのアドバイスや管理業務以外にも、以下のような業務においてもその幅広い知識と分析力が必要となるのです。

    • デリバティブを活用した商品開発
    • 金融取引部門における顧客アドバイス
    • 銀行のリスク管理 など

保険会社

生命保険や損害保険などの保険商品を取り扱う保険会社でも、投資分析と評価、リスク管理に関する知識を保有している証券アナリストは活躍していくことができます。
保険会社においては、以下のような業務でその知見を発揮できます。

    • 保険商品開発
    • ファンド・マネジャー
    • ポートフォリオ・マネジャー
    • 運用アドバイス など

事業会社

一般企業でも証券アナリストの知識は幅広く活かすことができます。
証券アナリストは、市場調査や分析などに関する専門知識を保有しています。それらの知識は、専門業務だけでなく、以下のような業務において必要となります。

    • 財務、経理部門
    • 経営部門
    • IT部門
    • 広報部門
    • 会計士  など

証券アナリストの資格を取得するには?

末永

証券アナリストの資格は、以下の手順で講義の受講、試験にパスし取得条件を満たすことで資格取得することができます。
受講内容と試験内容、資格取得条件について詳しく解説していきます。

第一次レベル講義受講

証券アナリストの資格を取得するためには、まずは一次レベル講義受講が必要になります。

一次レベル講義は、証券分析とポートフォリオ・マネジメント、財務分析、経済の3学科で構成されています。
それぞれ3学科の講義受講後に実施される試験に合格しなくてはなりません。

学科の内容は以下の通りです。


1. 証券分析とポートフォリオ・マネジメント

一次試験の3科目のうち、一番学習量が多くなる科目になります。
この学科では、計量分析や統計学、ファンダメンタル分析、個別資産の分析・評価、ポートフォリオ・マネジメントの4分野に関して出題されます。


2. 財務分析

企業の活動状況を、損益計算書や貸借対照表から読み取る方法を学んでいきます。
そのため、ここでは簿記などの会計学の知識が必要となってきます。


3. 経済

証券アナリストとして必要な経済知識の習得を目標に、ミクロ経済、マクロ経済、金融と財政、国際経済の4分野に関して出題されます。

第一次試験

第一次レベル講義受講後は、第一次試験を受験します。

出題形式は、選択肢一択問題とマークシート記述で出題されます。

一次試験を合格するには、3科目全ての試験合格が条件になります。
また、3科目全ての合格には期限があり、3年間(計6回)までにそれぞれの科目試験に合格する必要があります。

一次試験を合格することで、第二次レベル講義の受講へ進むことができます。

第二次レベル講義受講

第一次レベル講義と同じく、第二次レベル講義を受講することで、二次試験を受験する資格を得ることができます。

二次レベル講義では、一次よりさらに範囲が広がり、証券分析とポートフォリオ・マネジメント、コーポレートファイナンスと企業分析、市場と経済の分析、職業倫理・行為基準の4学科について受講、試験を受けていきます。

学科の内容は以下の通りです。


1. 証券分析とポートフォリオ・マネジメント

第一次レベル講義と同じく、計量分析や統計学、ファンダメンタル分析、個別資産の分析・評価、ポートフォリオ・マネジメントの4分野に関して受講しますが、より応用力、分析力、判断力が問われる設問になります。


2. コーポレートファイナンスと企業分析

第一次講義でカバーできなかった財務分析に加え、コーポレート・ファイナンスやコーポレート・ガバナンスの観点から企業分析を行うためのより応用的な分野になります。


3. 市場と経済の分析

マクロ経済学、ミクロ経済学、経済・金融の諸問題の3つの分野から出題されます。第一次レベル講義より、応用的な設問が出題されます。


4. 職業倫理・行為基準

証券アナリストとしての「職業行為基準」と「実務ハンドブック」を教材に、各項目の解説と実例を学び、証券アナリストの業務について深く学んでいきます。

第二次試験

二次レベル講義を受講後は、第二次試験を受験します。

出題形式は、計算問題を含めた記述式の応用問題となり、第一次試験とは違い、解答に至る論旨展開が重視される傾向にあるのが特徴です。

第二次試験にも合格期限が設けられており、3回受験のうちで合格をする必要があります。

第二次試験後の試験の合否は、試験実施日の約2か月後に日本証券アナリスト協会マイページから確認することができます。

合格者は、資格取得条件を満たした上で、資格取得が可能になります。
一方、不合格者は、試験得点に応じたA~Cの順位ランクがつけられ、それが公開されます。

資格取得条件

末永

証券アナリストの資格を取得するには、一次試験と二次試験の受講と試験合格をすること、証券分析の実務経験が3年以上あることが条件となります。

こちらの条件を全て満たせば、問題なく証券アナリストの資格を取得できますが、試験に合格したにも関わらず、実務経験が3年以上である要件を満たしていない場合には、日本証券アナリスト協会検定会員補として協会に登録することができます。
会員補であっても、資格を取得した会員と同等のサービスを受けることができます。

証券アナリストの難易度は高い?

証券アナリストは、幅広い専門的な知識が必要となるため、資格取得の難易度が高いように感じられます。
実際はどうなのでしょうか?

証券アナリストの一次試験の合格率は52.6%二次試験の合格率は45.0%となっており、半数は合格しています。

しかし、証券アナリストの試験は、専門性の高い分野が多く、範囲も広いことから、難易度は決して低い訳ではありません。
ある程度の勉強時間を確保して臨む必要があります。

講習の内容を理解し、勉強した上であれば決して難しい内容ではないので、証券アナリストを目指すのではあれば、対策をしっかり行い試験を受けるようにしましょう。

証券アナリストを取得する際はキャリアプランを考える

末永

資格を取る際は「なぜその資格を取るのか」という理由を明確にする必要があります。
これまでにも多くの人が資格を取ったけど役に立たなかったなどと話すのをみてきました。

そのような失敗をしないために大事になるのが明確なキャリアプランです。

転職・キャリアアップには時には苦しいこともあります。キャリアプランはその時に迷ったり立ち止まったりしないための地図のようなものです。

そのためしっかり将来のキャリアプランを立ててから必要に応じて資格を取得するようにしましょう。

もし今現在で明確なキャリアプランがないのであればマジキャリの利用をおすすめします。

マジキャリでは転職エージェント経験者のコーチがマンツーマンとなってあなたの理想のキャリアを実現する手助けをします。

自分のキャリアプランを明確にした上で資格の取得に励む方が迷いもなく最短での取得を目指せるはずです。

初回の相談は無料なので是非マジキャリを体験してみてください。

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この記事を書いた人

すべらないキャリア編集部


「ヒトとITのチカラで働く全ての人を幸せにする」というミッションのもと、前向きに働く、一歩先を目指す、ビジネスパーソンの皆さんに役立つ情報を発信します。

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