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就職活動で自己分析をした覚えのある人もいることでしょう。実は自己分析は、社会人になってからのほうが重要となるのです。
さらに、社会人の自己分析はより自分を掘り下げた自己分析をしていかなければなりません。社会人におすすめの自己分析方法などを解説します。
社会人でも自己分析が重要な理由
自己分析は、就職活動以来やっていないという人も少なくありません。しかし、実は社会人になってからのほうが自己分析は大切です。その理由について以下で解説していきます。
転職の軸を明確にするため
これまで、日本に根付いていた終身雇用制度が崩壊し、転職が一般的な社会となってきました。そのため、1社に腰を据えて働くよりも、将来の選択肢が増えています。
その多くの選択肢のなかから、自分のキャリアに合う転職先を見つけるためには、自分の軸を持っておく必要があります。この軸を持っていれば、多くの選択肢から迷うことなく、自分に合う転職先を見つけることができます。
この軸を持つためには、自分の経験やスキル、強みや弱みを明確にする必要があり、そのために自己分析が有効なのです。
キャリアデザインを設計するため
キャリアアップやスキルアップのため転職が当たり前となっており、転職先は自分のキャリアを左右する人生の重大イベントとなっています。
キャリアデザインとは、人生の理想を描き、理想を実現するための設計図を言います。そのため、キャリアデザインを設計すると、「どんな仕事をしたいか」「どのようなスキルを身につけるべきか」など、今やるべきことがわかるようになります。
キャリアデザインを設計することで、最短距離で自己実現を達成することができるようになるのです。
このキャリアデザインを設計していくためには、自分の経験や実績、スキルや強みだけでなく、自分の価値観やライフステージなども細かく計画に落とし込み長期的に設計していく必要があります。
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自己分析の前「自分の現在地を知る」
社会人が自己分析をする前にやっておくべきことがあります。それは「自分の現在地を知る」ことです。
自分が今何を考えているのかがわからないと過去、現在、未来を通じた自己分析はできません。そのため、まずは自分の現在地を知ることが重要となります。
例えば、旅行先で目的地が決まっていたとしても、自分が今どこにいるか把握できていないと、目的地までの道のりばかりでなく、遠いか近いかすらわかりません。車、飛行機、徒歩など目的地までの交通手段すら検討することもできなくなります。
自己分析もこれと同じです。そのためまずは以下の3つを棚卸ししてみましょう。チェック項目もご紹介しているのでぜひ試してみてください!
ポータブルスキル
ポータブルスキルとは、性格や人柄などどんな環境でも活かすことができるスキルのことで会社や職種、業種に問われることなく、どんな状況でも汎用できる職務遂行上のスキル(=ポータブルスキル)です。
具体的には、論理的思考力や課題発見力、コミュニケーション力などがポータブルスキルとしてあげられます。
どの会社でも活かせるスキルは、言い換えれば、どの会社や業界、職種でも必要とされる能力です。自分の市場価値を高めるためには、ポータブルスキルを把握する必要があります。
自分のポータブルスキルでできていること、できていないこと知るためには、以下のような質問項目があります。質問の答えを書き出し、自分のポータブルスキルについて整理するようにしましょう。
- 業務内で成果をあげられたことは?
- これまでのチームや会社に貢献したことは?
- 他の人は苦労しているけど、自分はうまくできることは?
- 業務内で工夫していることは?またなぜそれをやろうと思った?
- 人からどういう人と言われやすい?
- 小学校になるまでどんな子供だった?
- 元々の性格が変化した転機はあった?あった場合、どのような変化が自分にあった?
テクニカルスキル
テクニカルスキルとは、自分に与えられた業務を適切に遂行していくために必要な知識や技術、スキルのことを言います。
例えば、営業職であれば、商材の商品知識や市場理解、提案力や交渉力などのスキル、事務職であれば処理能力や文書作成能力、パソコンスキルなどを言います。
自身のテクニカルスキルを把握するためには、以下の問いを考えてみましょう。
- 自分が今いる業界だからこそ身についた知識やスキル、取得できた資格は?
志向性
志向性とは、個人の持っている意識のことで、スタンスや考え方、価値観をひっくるめて志向性と言います。志向性はスキルではありませんが、転職活動において仕事を選ぶ際、方向性を明確にするため欠かせない要素です。
自身の志向性を把握するための質問は以下の通りです。
- 昔から好きだったことは?進んでやってしまうことは?またなぜそうなのか?
- 仕事においてのやりがいや楽しいと感じる瞬間は?またなぜそうなのか?
- 仕事においてつまらないことや嫌だと感じる瞬間は?またなぜそうなのか?
上記の質問に答え、深掘り・整理できたら自分の現在地が見えてくるでしょう。
自分の現在地がわかったら、いよいよ自己分析であなたの過去・未来と現在地を接続する作業に移ります。
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将来像を明確にするといっても、いきなり1人でおこなうのは難しいですよね?将来何がしたいのかわからないから悩んでいる人も多いでしょう。
1人で難しい場合は是非プロのキャリアコーチに相談してみてください。徹底的な対話から読み取った、あなたに最適な将来像についてアドバイスをくれるはずです。
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社会人におすすめな自己分析方法
社会人におすすめな自己分析方法として、以下のフレームワークをご紹介します。これらをこなすことで、自分のことを深掘りでき、経験やスキルを整理することができます。
キャリアの3つの輪
Will(やりたいこと)、Can(できること)、Must(やるべきこと)の3つの輪を視点に、自己分析をおこなうフレームワークが活用できます。
Will(やりたいこと)は、将来やりたいこと、夢などを書き出します。具体的なキャリアイメージに縛られず、率直な長期的なことを描くようにしましょう。
Can(できること)は、自分のこれまでの経験や、培ったスキルを書き出します。「自分ができること」に関して、小さなことでも大丈夫です。自分の能力やスキルを細かく書くように意識しましょう。
Must(やるべきこと)は、会社において自分がやらないといけない仕事や期待されていることを書き出します。離職中であれば、直近の会社でのことを書くようにしましょう。
このWillと Canの内容が重なる部分は、「実現したいこと」を意味しています。このWillとCanの内容が重なる部分をもっと深掘りしていくことで、現実的なキャリア目標を立てることができるのです。
また、WillとCan、Mustの内容が重なる部分は、「今の環境で実現したいこと」を意味しています。理想のキャリアを形成していくには、このWillとCan、Mustの内容が重なる部分を広げていくと良いです。
SWOT分析
Stregth(強み) | Weakness(弱み) | |
---|---|---|
Opportunity(機会) | 強みx機会 | 弱みx機会 |
Threat(脅威) | 強みx脅威 | 弱みx脅威 |
社会人の自己分析では、SWOT分析も役立ちます。SWOT分析とは、Strength(強み)とWeakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字をとった分析方法で、それぞれの項目ごと表にまとめ、各項目に関しできるだけ書き出しをおこないます。
- Strength(強み):内部環境のプラス要因、つまり自分の持つ強み
- Weakness(弱み):内部環境のマイナス要因、つまり自分の持つ弱み
- Opportunity(機会):社会全体や業界全体を指す外部環境のプラス要因
- Threat(脅威)は、社会全体や業界全体を指す外部環境のマイナス要因
さらに、上記列挙した項目をもとに、クロス分析することで客観性を持たせ、より深掘りした自己分析が可能になります。
- 強み×機会:自分の強みを最大限活かし、ビジネスチャンスに生かす行動を考える
- 弱み×機会:自分の弱みを克服し、ビジネスチャンスに生かすにはどうしたらいいか考える
- 強み×脅威:自分の強みを最大限生かし、脅威をどのように退けるもしくはチャンスに変えるか考える
- 弱み×脅威:自分の弱みが与えるリスクをしっかり理解し、脅威を避けたり、どの弱みと脅威によるリスクを防ぐ
それぞれ、細分化して書き出すことで、より自分の経験やスキルと向かい合い深掘りしていくことができます。
マインドマップ
自己分析をおこなう方法として、マインドマップの作成もお勧めです。マインドマップとは、頭で考えていることをイラストで描いたものをいます。自分自身を深掘りしていくためには、マインドマップは非常に有効な方法です。
マインドマップで自己分析をする際は、起点となる真ん中は「自分」を置きます。自分から放射線状に関連するイメージの単語を派生させます。
例えば、「趣味」「苦手なこと」「頑張ったこと」などを派生させるとします。そしたら、その単語のテーマに関連する単語を派生させてゆき、もう自分が思い浮かないくらい徹底的に掘り下げていくのです。
このマインドマップが自分の強みや弱み、価値観や思考などを発見するきっかけになります。マインドマップ眺めて、自分自身の要素を見つけてみましょう。
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社会人の自己分析でよくある失敗例
社会人の自己分析は、以下のような失敗ケースも少なくありません。自己分析をおこなう際は、気をつけるようにしましょう。
HowよりもWhatを考え過ぎてしまう
HowよりもWhatを考えすぎてしまうことにより、自己分析がうまくいかないことがあります。
「何をやりたいか」を考えすぎてしまい、「どのようにやりたいか」「なぜやりたいか」を忘れてしまい、転職のミスマッチが起こってしまうケースです。
例えば、スポーツに関わる仕事を希望している人が、スポーツ用品店の販売職に転職したとします。スポーツ関連の商品を取り扱うため、スポーツに関わる仕事ではありますが、希望とは違う販売職に就いてしまいました。その結果、やりがいを見つけられず、早期退職となってしまうのです。
このようなリスクを避けるためにも「What」だけでなく、「How」も考えるようにしましょう。
手段を目的化してしまう
自分の軸が明確になっていないことで、本来の手段であることが目的化してしまう失敗ケースも実は少なくありません。「何のために転職したいか?」の質問に対し、「今よりも成長するため」である回答は、手段が目的化されている可能性があります。
成長はあくまで自己実現のための手段にすぎません。その先の「成長して何がしたいのか」を明確にすることが大切です。
他人軸・社会軸で考えてしまう
自分自身の意思決定ではなく、親や周りの目を気にして、一般論に左右されて選択肢を決めてしまう、つまり、他人軸・社会軸で判断してしまうと転職は失敗する可能性が高くなります。
例えば、「年収を上げれば幸せになれる」「大企業にいったら安泰」などといった意見をそのまま取り入れて、転職してしまうと失敗しやすくなるのです。もし、それで自分が幸せだと感じれたら良いのですが、長い目で見ると、本当の自分の幸せでなければ、転職が失敗してしまうことになるのです。
ミーハーな意見、他人の意見は参考程度に、自分にとっての幸せは何なのかを起点にして考えるようにしましょう。
原体験に紐づいていない
転職理由が、自身の原体験に紐づいていない失敗パターンも少なくありません。
本来、自分の経験やスキルに基づき、転職活動をおこなっていきますが、「カッコいい」「流行っている」のような一時的な興味に対し、「これがやりたいかも」と深掘りした自己分析はせず終わってしまうケースです。
この場合、面接で見抜けれ転職活動がいつまでもうまくいくことができません。また、運よく採用されたとしても、転職してから壁にぶつかった際、乗り越えられず早期退職になってしまうことがあります。それでは、折角転職活動をしたとしても、悪い結果となってしまいます。
非現実的なキャリアプランを描いてしまう
今後の自分のキャリアは、今までどんなキャリアを積んできたかによって大きく左右されます。そのため、自分が理想とするキャリアは、今までのキャリアにおいて現実的であり、非現実的なものになっていないか見極める必要があります。
転職エージェント 末永
自分がこれまで積んできたキャリアと大きくずれてしまうと非現実的なキャリアプランを描いてしまうことになるのです。
理想とするキャリアを叶えるためには、現実的でありながら段階を踏んで考える必要があります。目標を長期的だけでなく、中期的観点からも地に足をつけて目標設定することが大切だといえます。
納得感ある自己分析をしたいなら第三者に相談すべき
自己分析は、様々なやり方があり、自分がやりやすい方法で進めることができます。
しかし、全ての人が当てはまるとは限りませんが、自己分析を進めていくとどうしても主観的になってしまい、客観的な視点が欠けてしまいます。
そのため、納得感のある精度の高い自己分析を求めるなら、第三者に相談をし、壁打ちしながら整理していくのが良いでしょう。
有料のキャリアコーチングサービスがおすすめ
自己分析を相談する相手として、有料のキャリアコーチングサービスがおすすめです。
キャリアコーチングサービスとは、利用者がお金を支払い、キャリアコーチと相談しながら、自己分析やキャリア設計を支援してくれるサービスです。
キャリアや転職に関し、知識が豊富なキャリアコーチは、転職を前提としない中立的な立場で、利用者のバックグラウンドや経験、スキルを客観的に評価、自分の理想像に近づけるなキャリア設計を手助けしてくれます。
そのため、キャリア・転職の方向性が明確になり、自分のキャリアプランに沿った転職が可能になります。
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キャリアコーチングサービスは、自分の方向性が明確になるだけでなく、他にも多くのメリットがあります。
自己分析において客観的に見た自分の強みが知れ、自分が思ってもみなかった特性を見つけることができたり、目標達成に関するアクションサポートを徹底してくれるため、モチベーションアップにもつながるなどがあります。
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自己分析やキャリア設計のサポート、相談ができる無料サービスはほぼないと言っていいでしょう。しかし、そのニーズは拡大傾向にあり、そのような課題を解決するためには、有料サービスが利用されるようになってきています。
キャリアコーチングのように個人からお金をもらうサービスは、100%個人に寄り添って支援できるため、自分でも納得感のいく自己分析をはじめ、キャリアの悩みを解決する的確なアクションに向かうことができるようになります。
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この記事を書いた人
末永 雄大Yuta Suenaga
リクルートキャリア、サイバーエージェントを経て、2012年に同社を設立。 月間40万PVを誇る転職メディア「すべらない転職」やキャリアの有料パーソナルトレーニング「マジキャリ」を通じて20代のビジネスパーソンを中心にキャリア支援を行う。
キャリアがますます多様化し、複雑化する現代においてキャリアデザインを描くことは最も大切なことだと言えます。
自由な働き方ができるようになった反面、自分のキャリアが保証されていないため、気づいた時にはもう手遅れなんてことが起きてしまうからです。
そうはいっても、キャリアプランを知識がないまま1人で設計するのはとても難しいですよね。
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