公務員試験は独学でも大丈夫?効率的な勉強方法を紹介!

  • 2021.05.17

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公務員試験は出題範囲も広いため、独学では難しく感じますが、ポイントさえおさえれば独学でも公務員試験合格を目指すことが充分可能です。

そこで、本記事では独学で効率的に公務員試験の勉強をする方法について紹介していきます。

公務員試験は独学でも合格できる

結論から言うと、公務員試験は独学でも合格することができます。

ただ、一方で公務員試験は、一般教養だけでも数的処理、文章理解、人文科学(歴史・地理・思想など)、自然科学(数学・物理・化学・生物など)、社会科学(法律・政治・経済など)、その出題範囲が非常に広いだけでなく、専門知識を要する場合もあります。

そのため、専門学校や通信制の学校や講義などで、公務員試験の勉強をする人も多いです。

そこで、独学におけるメリットとデメリットについてまとめました。

公務員試験を独学で勉強を進めるメリット

公務員試験を独学で勉強するメリットとして、以下の2点が挙げられます。

    • お金がかからない
    • 自分のスピードで勉強できる

専門学校や通信教育では、高額な授業料がかかってしまいます。

しかし、独学では授業料がかからず、参考書のみの金額で試験対策ができるので、リーズナブルに済ませることができます。

また、授業や講義のようにカリキュラムが決まっていないため、自分のスピードで自分のスケジュールに合わせ勉強ができます。

公務員試験を独学で勉強を進めるデメリット

一方、公務員試験を独学で勉強するデメリットとしては以下の2点が挙げられます。

    • 勉強サポートが受けれない
    • モチベーション維持が難しい

学校や通信教育では、毎年のように受験者を送り出し、試験に合格させたある程度の実績があるため、試験の出題傾向などは最新情報などと共に把握し、ノウハウなどの持っているため、試験対策がしやすいのです。

しかし、独学になると、試験対策や情報収集も全て自分でやらなければならない点がデメリットと言えるでしょう。

また、独学では常に1人での学習になります。

管理してくれる人も、一緒に試験に挑む仲間もおらず、孤独の戦いとなります。そのため、モチベーションを維持することが非常に難しいのです。

コツコツと粘り強く勉強できる人は独学が向いていると言えます。

公務員試験の難易度

公務員には、国家公務員と地方公務員があります。

国家公務員とは、主に国会期間や府省庁や労働局、裁判所で働く職員のことで、地方公務員は、市役所の職員や教師、警察官や消防官などのことをいいます。

国家公務員と地方公務員はそれぞれ試験も異なり、国家公務員試験には、総合職・一般職・専門職、地方公務員には上級・中級・初級と分かれており、なりたい職種によって受験する試験が異なります。

試験には難易度があり、国家公務員は地方公務員よりも難易度が高いとされています。

以下、職種ごと難易度をまとめましたので、参考にしてみてください。

超難関 国家公務員総合職・裁判所職員総合職・外務省専門職員
難関 国家公務員一般職・地方上級・国税専門官・財務専門官
普通 市役所職員・消防官・警察官
易しい 都道府県職員(高卒)・入国警備官・刑務官・自衛官等採用試験 自衛官候補生

公務員試験の内容

公務員試験は、試験の種目によっても異なりますが、一般的に、一次試験に筆記試験、二次試験に面接をおこなう流れになります。

公務員試験は、一般教養から専門分野に関する内容まで、その範囲は非常に幅広いのが特徴です。

一次試験では、「教養」「専門」「教養記述」の3つが実施され、試験はマークシート式と択一式試験がおこなわれます。

また、専門試験では論文試験などが実施される場合もあり、警察官、消防官、市役所職員の試験では教養試験+作文のみ実施されるなど、職種によって大きく変わるので、自分が目指している職種の試験内容は必ず確認するようにしましょう。

二次試験の面接では、おもに「個別面接」「集団面接」「集団討論」「グループワーク」「プレゼンテーション」のいずれかが実施されます。

一般企業と同じく、人物重視される傾向が強くなっています。また、職種によっては専門知識が問われる質問をされるケースもあるため、面接対策も必須です。

さらに、国家総合職、国家一般職には面接に合わせ「官庁訪問」で積極的に自己PRできる機会もあります。

公務員試験の合格率

公務員試験の合格率は、人事院採用情報NAVIによると、国家公務員総合職は7.4%国家公務員一般職は25.4%であり、地方公務員はおおよそ15%前後と、比較的狭き門となっています。

数値上では、地方公務員のほうが国家公務員一般より合格率が低くなっていますが、試験内容の難易度で言うと国家公務員一般のほうがより専門的知識を要するため、難易度は高いと言えます。

公務員試験の勉強を独学で進める方法

公務員試験は範囲が広いため、勉強方法を工夫していかなければなりません。

そこで、公務員試験を独学で勉強していくために、以下の方法をおすすめします。

1つずつ解説していきます。

勉強スケジュールを立てる

公務員試験では、幅広い試験範囲が偏りなく出題されるため、試験勉強も偏りなく進めていかねければなりません。

そのためには、継続的な勉強時間の確保とスケジューリングが肝心となります。

公務員試験の勉強時間は一般的に800時間必要であると言われています。800時間を効率的に勉強に当てていくには、全体像から把握し、細分化していくのが良いでしょう。

まず自分が1日何時間勉強に当てられるかを想定し、全体期間を把握します。そして、月・週でどの学科を勉強していくかの計画を立てていきましょう。

最後に、その計画に沿ってデイリースケジュールに落とし込むようにすれば、上手くスケジューリングすることができます。

過去問を活用する

先ほど述べたように、独学は学校や講義などとは違い出題傾向などの情報収集は自らおこなっていかねければなりません。公務員試験の出題傾向を知るためには、過去問がおすすめです。

過去問は、過去年度の試験問題がそのまま掲載されているので、出題傾向がわかるだけでなく、自分がどの学科が弱いのか、自分の力を知るためにも重要なツールとなります。

また過去問を意識し、参考書などの基礎問題を勉強していくことで理解度も深まり、どこを重点的に勉強したら良いかを把握できるようになるのです。

独学で試験勉強していくには、過去問は必需品と言えるでしょう。

反復学習をする

公務員試験の出題範囲は広いため、反復学習でより頭に定着される方法が良いとされています。

人間は、1度勉強しても忘れてしまうことが多く、より記憶といて頭に残すためには、同じ内容の学習を繰り返しおこなう必要があります。

翌日、1週間後、2週間後、1カ月後、2カ月後など期間を決めて、同じ学習を繰り返しおこなうことで、より記憶に残りやすく定着しやすくなるので、スケジュールも反復学習を前提に立てていくようにしましょう。

面接対策と論文対策を実施する

公務員試験は、筆記の一般教養だけが試験ではありません。二次試験の面接や、論文が必要な試験もあるため、こちらについてもしっかり対策をしなくてはなりません。

面接は、人物重視の傾向が強くなっているので、自己分析をし、自分の強みや弱みなどを把握し、自己PRができるように準備する必要があります。

また、ハローワークなどで面接の練習をしてくれるため、活用すると良いでしょう。

論文は、基本的には与えられたテーマに対し、自分の考えをまとめ実現可能な政策を具体的にまとめられるようにします。

論文は、政策の企画力や論理的思考力を問われるため、新聞などを読み、日頃から時事問題を得るようにしましょう。

また、論文試験は制限時間が設けられているため、制限時間内も論文を書く練習も必要です。

独学で勉強していく2つのポイント

独学では、以下のポイントを意識すると効率的な勉強ができるようになります。

それぞれ詳しく解説いたします。

配点の高い科目を抑える

公務員試験の配点を考え、試験対策していくと、より合格を目指し勉強を進められるようになります。

公務員試験には、配点の高い学科などがあり、配点の高い科目を抑えることで得点もしやすくなります。筆記試験は6~7割の得点が合格のボーダーラインと言われているため、配点の多い科目は抑えると非常に効率的なのです。

また、それと同時に、出題数の多い科目も落とすと致命的なので、出題数の多い科目も注意が必要です。

数的処理、文章理解、社会科学、憲法、民法、経済原論などは、配点率が高い・出題数が多い学科になるので、抑えておくようにしましょう。

参考書は自分にあったものを選ぶ

公務員試験の試験対策となる参考書は、数多く出版されています。

そのなかでも、1つが飛び抜けて優れているということもなく、参考書に記載されている内容は、いずれの参考書でも大差がありません。

そのため、自分が勉強しやすいと感じる参考書を選ぶのが良いでしょう。

また、参考書はたくさんやればいいというわけではありません。自分が確実に頭に定着させられるよう、各科目1冊の参考書で偏りなく勉強するのがオススメです。

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この記事を書いた人

すべらないキャリア編集部


「ヒトとITのチカラで働く全ての人を幸せにする」というミッションのもと、前向きに働く、一歩先を目指す、ビジネスパーソンの皆さんに役立つ情報を発信します。

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