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末永
そのため、対策をしっかりしていかなくてはなりません。本記事ではCFPの難易度の高さと、合格に向けた勉強方法をご紹介します。
CFPの難易度は高い
FPの専門家となるCFPの難易度は高いと言えます。
実際にCFP審査試験の合格率は各課目で異なりますが、おおよそ35%前後、全科目受験の合格者は7.8%となっており、合格率からみてもその難易度がわかります。
CFPの試験はそもそも、専門性の高い知識を要するため、勉強しないで試験が受かるものではありません。FPとしての専門性を高めるための勉強も必須となります。
CFP資格とは
CFPとはファイナンシャルプランナーの最高ランクの資格であり、世界24カ国で導入された世界で共通の資格です。
FP技能検定とは違ってCFPは民間資格であり、世界的に認めれたファイナンシャル・プランニング・サービスを提供できる証明になります。
CFPの資格を取得するには、4Eの認定要件(Education(教育)・Examination(試験)・Experience(経験)・Ethics(倫理))を満たす必要があり、それに伴った試験が出題され、資格取得条件も決められています。
FPとの違い
同類の資格にFP(ファイナンシャルプランナー)があり、CFPはFP1級と同じランクの資格になります。
CFPとFPの大きな違いの1つとして、CFPは国際的に認められた民間資格であるの対し、FPは国家資格になります。
FPは国家試験に合格し、資格取得条件を満たせば取得が可能ですが、CFPに限って言えば資格を更新するために、2年ごと継続教育単位を30単位取得しなければならない点も違いとしてあげられます。
また、この更新には費用がかかりCFPは年会費12000円CFP会費8000円が必要です。
AFPとの違い
CFPと同じ資格でAFPという資格があります。AFPはCFPの1つ下のランクの資格で、CFPを取得するためには、AFPの取得が条件となっています。
AFPはFP資格2級レベルに相当し、CFPよりも難易度は低いのです。
CFPを取得する3つのメリット
CFPを取得するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
CFPを取得する主なメリットにについて、以下3点を詳しくご紹介します。
1つずつ解説していきます。
信頼度が高まる
末永
CFPは、世界24カ国で導入されている世界水準の資格であるため、ファイナンシャルプランナーとしての信頼度を高めることができます。
世界でもCFPの資格は、MBAに相当するという考えであり、レベルの高いファイナンシャルプランナーとして認定されます。
また、信頼度が上がるもう1つの要員として、CFP資格者は、常に最新情報を持てることがあります。
CFPの資格維持には、最新情報などを含めた継続教育課程で単位を取得しなければなりません。
このように資格維持に必要な知識を得ていかなければならないCFPは、最新情報まで熟知していると信頼がおけれやすくなるのです。
グローバルに活躍できる
CFPは、国内だけでなく、海外でも活躍できる資格です。
アメリカではCFPはFPの専門家として高い地位にいるため、CFPを取得していることで、海外でも信頼度の高いFPと認定されます。
そのため、海外案件に携わる人はCFPを取得する人も多く、仕事の幅を広げることができるのです。
チャンスが広がる
CFP資格を得ることで、FPの専門家として、様々な分野でチャンスが広がるメリットがあります。
具体的には、FPとして独立する力を証明でき、また、金融コンサルタントとしても幅広く活躍できるようになります。
そのほか、一般企業でも仕事の幅を広げることができるので、CFPを取得することで様々なチャンスが舞い込む可能性が高いのです。
また、CFPレベルになると専門家としてセミナー講師などの仕事も依頼されるケースもあり、仕事の幅をさらに広げることにも繋げられます。
CFP資格の取得方法
では、そんなCFP資格はどのように取得していくのでしょうか。
資格取得までの流れを順をおって説明します。
CFPの受験資格を得る
CFPを受験するには、まずは「AFP認定者」とならなければなりません。
まだAFP資格を取得していなければ、受験資格を得ることができないため注意しましょう。
CFP資格審査試験6課目に合格する
CFP資格審査試験は、以下の6課目ごとに審査試験があり、全て合格しなければなりません。
- 金融資産運用設計
- 不動産運用設計
- ライフプランニング・リタイアメントプランニング
- タックスプランニング
- 相続・事業承継設計
こちらの6課目一括で一気に審査試験を受験することもできますが、1課目ごと着実に受験することも可能です。
全科目合格までに期限はなく、時間がかかってしまっても問題ないため、時間をかけて受験していくことができます。
CFPエントリー研修の受講
審査試験全6課目合格者を対象に、CFPエントリー研修が実施されます。
このCFPエントリー研修とは、CFPの資格を取得するために修了は必須となるため、必ず受講するようにしましょう。
研修の内容は、CFP認定者に求められる倫理・コンプライアンスや相談実務の基礎となるFP実務の6ステップについて学び、FP実務に関する知識をここで身につけていきます。
エントリー研修はeラーニングで実施され、年に2回開催されています。
資格取得条件を満たす
CFP資格を取得するには、試験を合格し、エントリー研修を受講するだけでは、CFPの資格を取得することはできません。CFPの資格を取得するためには、3年以上の実務経験が必要なのです。
しかし、3年以上の実務経験と言っても、実務経験に該当する経験は多岐に渡り、限定されていません。
その対象とは、日本FP協会が発表している、FPの以下6ステップに当たる業務をおこなっていたこと、実際に顧客がいたことで実務経験として認められます。
- 顧客との関係確立と明確化
- 顧客データの収集
- 顧客のファイナンス状況の把握、分析と評価
- ファイナンシャルプランの検討と作成
- ファイナンシャルプランの実行とサポート
- ファイナンシャルプランの見直し
登録申請
試験の合格、研修の修了、資格条件を満たすことで晴れて、CFPの登録申請をおこなうことができます。
登録手続きが完了すればCFPの資格があることが認定されます。
CFPを勉強する2つのポイント
ご紹介したように、CFPは難易度が高いため、しっかり勉強時間をとって勉強しなくてはなりません。
CFP資格を取得するための勉強には以下のポイントを抑えると効率的に勉強することができます。
それぞれについて解説していきます。
学習計画を入念に立てる
CFPの審査試験である6課目を合格していくためには、入念に学習戦略を立てていくと良いでしょう。
審査試験の全6課目の1科目あたりの平均勉強時間は60〜80時間が必要と言われています。そのため、自分がどのくらいの勉強時間に当てられるかをスケジューリングしていかなければなりません。
また、それに応じて6課目を一括受験するか、1〜2課目づつを受験していくのかの計画を立てていくことも重要です。
審査試験にでる6課目は、全て異なる内容であるものの、内容が重複する課目も随所にみられます。
そのため、重複する課目の勉強や受験は、前後に設置するなど順番決めも肝となります。
着実に合格したい人は、一括ではなく1科目づつ受験していくと学習した内容も定着しやすいので資格取得のしやすいだけでなく、資格取得後も知識を生かしていくことができるのでおすすめです。
テキストと過去問を活用する
CFP試験対策には、独学で勉強する方法とセミナーに参加する方法があります。
セミナーは、CFP資格対策講座などが資格取得の通信教育で実施されています。こちらに参加することで、実践演習などが受講でき、出題傾向なども学ぶことができます。
独学の場合は、テキストで基本知識を養いつつ。過去問を活用していくと効率的に学習を進めていくことができます。
テキストで勉強してから過去問を解き、わからないところはテキストで再度基礎を学ぶと効率的に学べ、審査試験の出題傾向も把握できるようになります。
最後に、試験時間内に全問解けるようトレーニングも必要となるので、過去問を活用し、時間を測りながら問題を解くようにしましょう。
資格を取得する際はキャリアプランを考える
末永
資格を取る際は「なぜその資格を取るのか」という理由を明確にする必要があります。
これまでにも多くの人が資格を取ったけど役に立たなかったなどと話すのをみてきました。
そのような失敗をしないために大事になるのが明確なキャリアプランです。
転職・キャリアアップには時には苦しいこともあります。キャリアプランはその時に迷ったり立ち止まったりしないための地図のようなものです。
そのためしっかり将来のキャリアプランを立ててから必要に応じて資格を取得するようにしましょう。
もし今現在で明確なキャリアプランがないのであればマジキャリの利用をおすすめします。
マジキャリでは転職エージェント経験者のコーチがマンツーマンとなってあなたの理想のキャリアを実現する手助けをします。
自分のキャリアプランを明確にした上で資格の取得に励む方が迷いもなく最短での取得を目指せるはずです。
初回の相談は無料なので是非マジキャリを体験してみてください。
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この記事を書いた人
すべらないキャリア編集部
「ヒトとITのチカラで働く全ての人を幸せにする」というミッションのもと、前向きに働く、一歩先を目指す、ビジネスパーソンの皆さんに役立つ情報を発信します。
CFPはファイナンシャルプランナーとしてより高い資格を取得したい人に注目されています。FP1級と同等のレベルがあり、難易度が高い試験です。