FP1級の難易度は?他資格の難易度と比較して紹介!

  • 2021.05.17

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家庭内の資産管理や将来の資産形成に関するお金のプロとして活躍するのがFP(ファイナンシャルプランナー)です。

FP1級といえば国家資格の中でも難関資格として有名で、いざ受験しようとすると入念な受験対策が必要になります。

この記事ではFP1級の試験概要や難易度を紹介するとともに、宅建や社労士など類似する国家資格と難易度比較をしていきます。

FP(ファイナンシャルプランナー)1級とは?

FP1級とは家計のお金を管理・アドバイスする「ファイナンシャルプランナー」の最上位資格です。FP2級と比較すると、より幅広いテーマで深い知識・スキルが求められます。

日本国内における資格知名度も高く一度取得すれば更新の必要もないため、将来的に独立開業を目指す人にとっては心強い資格といえるでしょう。

受験するメリット5選

FP1級を取得するメリットを、合格者の声を参考に紹介します。

    • 銀行や証券会社など金融機関に勤務する人にとっては昇格、昇給のチャンスになる
    • お金に関する幅広い知識を習得でき、業務の幅が広がった
    • 前提知識を有しているため取引先との交渉ごとを有利に進められる、言われるがままにならない
    • FP2級以上に取り扱う範囲の幅や深さが広がるので、お客様へのコンサルティングの質が上がった
    • FP1級という箔が付く

ファイナンシャルプランナーは医師や弁護士、公認会計士といった業務独占資格ではないので、資格を持っていない人でもファイナンシャルプランナーを名乗ることが可能です。

しかし、FP1級合格の看板があればお客様や取引先からの信頼度や説得力は向上するのは事実であり、とくに独立開業するのであれば取得して損のない資格といえるでしょう。

FP1級の難易度

FP1級の合格率は10%程度です。実施団体や実施年によって多少バラつきはありますが、FP2・3級と比較すると難易度は飛躍的に上昇しています。

実務経験などの受験要件をクリアしFP1級をわざわざ受験しているため、FP3・2級の受験者よりも受験者全体の本気度が高いのも特徴です。しっかりと時間をかけて勉強しなければ簡単に合格はできません。

また、一発合格となる受験者はほんの一握りで、複数回受験してやっと合格するというルートが一般的のようです。

ここからはFP1級の難易度が高い理由を2つ紹介します。

1つずつ解説していきます。

試験範囲が広い

FP2級に比べてFP1級の試験範囲は広がるとともに、2級の内容を更に深堀するような内容が出題されます。

FP2級までは身近な生活に関するテーマを扱い、スキルアップとしてはもちろん自分の日常生活にそのまま活かせる内容が多い傾向がありました。

しかし、FP1級になると金融機関や不動産会社に務める人が実務で必要となる内容を問う問題が多くなります。

FP1級は一般家庭向けというよりは、中小企業の経営者や、不動産を多く保有する資産家など富裕層向けにコンサルティングをする際に求められる知識・スキルが必要です。

また実務試験は、15分間で複数の審査委員と対面で口述試験をおこないます。記述試験とは異なる試験対策をする必要があるので、注意しましょう。

過去問だけでは対応できない

FP2級までは過去問からの出題が多く、過去問を中心に試験対策をするのがスタンダードな勉強方法でした。

しかしFP1級では過去問からの出題は少なく、試験範囲についてしっかりと理解し使いこなせるようにしておく必要があります。

また、新法成立や法改正がある場合は、これらの内容も踏まえて勉強しておかなければなりません。

もちろんFP2級までも法改正に関する問題は出題されていますが、FP1級では将来的に改正されることが決まっているものについての出題もあります。

参考書や問題集では最新の情報まで網羅されていないこともあるので、新聞や専門雑誌・ニュースなどで常に知識をブラッシュアップしておくことが重要です。

FP1級と社労士・宅建など人気資格の難易度比較

FP1級と関連する知識範囲であり、比較されることも多い社労士(社会保険労務士)や、宅建(宅地建物取引士)、中小企業鑑定士など人気の国家資格と難易度を比べてみましょう。

社労士(社会保険労務士)

社労士(社会保険労務士)とは企業内の人事・労務・保険などに関し、適切なアドバイスや指導をおこなう国家資格です。

組織内外のハラスメントやワーキングプア問題への対応として社会全体で今後需要が高まるであろう資格といわれています。

合格率は5~7%程度でFP1級と比較すると難易度は高めです。

FP1級と扱う範囲が近く、FP試験で浅く広く知識を習得し、社労士試験でさらに専門性を磨くといった取得ルートがおすすめです。とくに独立開業する場合は、FP試験と社労士のダブルライセンスを検討しましょう。

宅建(宅地建物取引士)

宅建(宅地建物取引士)とは宅地や建物の取引を安全かつスムーズに進めるために必要となる不動産関連の知識・スキルを問う国家試験です。

宅建を取得した後一定期間の実務機関を経ると「宅地建物取引士」を名乗って業務ができます。

日本企業が「取得を推奨している人気資格ランキング」でも上位にランキングされる人気資格で、知名度が高く活用範囲が広いのが特徴です。

不動産関連の高度な知識が必要となりますが、FP試験の内容でカバー出来る範囲もあり、社労士と同じくFP試験とのダブルライセンスがおすすめできます。

中小企業診断士

中小企業診断士とは中小企業の経営課題に対応するためのコンサルティングをおこなう専門家です。

中小企業診断士も国家試験であり、日経新聞社による2016年の調査では「ビジネスパーソンが新たに取得したい資格」で1位となりました。

会社経営に関わる知識を横断的に習得でき、キャリアアップや転職、独立開業など活用の幅が広いのが特徴です。

毎年の合格率は15~25%前後で比較的易しい試験であり、FP1級と親和性も高いのでぜひ一緒に保有しておきたい資格です。

とくに、将来的に独立開業を目指している人にとってはお客様への信頼度向上、コンサルティング力アップを目的にダブルライセンスを検討しましょう。

まとめ

FP1級はファイナンシャルプランナーの最高峰の難易度を誇る難関資格です。目安として600時間程度の勉強時間が必要であり、合格への道のりは大変厳しいのも事実でしょう。

しかし、ファイナンシャルプランナーとして独立する場合も、その他専門資格を目指す場合も、お金に関する幅広い知識を満遍なく身に付けられるFP1級はメリットの多い試験です。

この記事の内容を参考にぜひ、FP1級の受験を検討してみましょう。

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この記事を書いた人

すべらないキャリア編集部


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