目次
「社会人におすすめの資格って何がある?」
「資格を取得すると転職が有利になるって本当?」
このような疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、将来のことを考えて資格を取得しようとしている人に向けて、おすすめの資格や資格で転職が有利になる理由などを紹介します。
おすすめする資格の「合格率」「おすすめポイント」なども解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
自分の将来に合った資格を見つけ、堅実で後悔のない努力をおこないましょう。
【2021年】社会人におすすめの資格7選
社会人におすすめの資格は下記の通りです。
以下にて、「資格の概要」「合格率」「おすすめポイント」などを紹介していきます。
日商簿記
日商簿記を取得することで、会社でおこなう経理処理や決算書の作成方法など、実務的な知識を身に付けることが可能です。
日商簿記の合格率は、初級で約55%、3級で約40%、2級で約21%、1級で約9%となっています。受験資格はとくにありません。
日商簿記をおすすめするポイントは下記の通りです。
- 数字を読み解く力が付く
- 会社内でのお金の流れや仕組みを理解できるようになる
- 企業、官公庁、団体の財務担当など幅広い分野で需要がある
実務的なスキルを身に着けたいという人におすすめの資格です。
ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナーは、お客様(相談者)の人生設計の構築をお手伝いをしたり、お客様が抱える金銭的な問題を解決に導いたりするための資格です。
ファイナンシャルプランナーの合格率は、2級の筆記試験で約30%(実技は約48%)、1級の筆記試験で約10%(実技は約87%)となっています。受験資格はとくにありません。
ファイナンシャルプランナーのおすすめポイントは下記の通りです。
- 金融機関で試算相談担当者として働ける
- お金の流れや仕組みを根柢から理解できる
- 資格を取得すれば独立して仕事することも可能
ファイナンシャルプランナーは、「将来的に独立して仕事をしたい」という人にも向いているでしょう。
中小企業診断士
中小企業診断士とは、公的に認められた経営コンサルタントであることを証明するための国家資格です。
合格率や資格の難易度については『中小企業診断士の難易度を科目別に解説!必要な勉強時間や合格率とは』にて詳しく解説しています。
中小企業診断士のおすすめポイントは下記の通りです。
- キャリアアップにも有効
- 独立して活動することも十分に可能
- 経営コンサルタントとしての信頼度が大きく上がる
中小企業診断士の勉強を進めると、経営の根幹部分を知ることができるため、会社の幹部や役員を目指している人にもおすすめです。
基本情報技術者
基本情報技術者に合格すると、経済産業省から情報処理技術についての知識・技術が高い水準であることを経済産業省から認定を得られます。
合格率は約22%で、受験資格はとくにありません。
基本情報技術者のおすすめポイントは下記の通りです。
- 高度なIT人材であること企業にアピールできる
- 勉強することでITエンジニアの基礎を習得できる
すさまじい勢いでテクノロジーが進化している昨今、IT業界への転職に役立つ資格であるといえるでしょう。
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
マイクロソフトオフィススペシャリストとは、その名の通り、Microsoft社が認定するオフィス系ソフト(Excel、PowerPoint、Wordなど)の知識・スキルを証明する資格です。
合格率は非公開となっていますが、受験資格がないため手軽に受けられる試験となっています。
試験科目は、Excel、PowerPoint、Wordとそれぞれ分かれていますが、実務性が高いExcelとWordの人気が高いです。なお、マイクロソフトオフィススペシャリストは、科目ごとに「一般レベル」「上級レベル」の2つに分かれています。
おすすめポイントは下記の通りです。
- 資格を取得しておけば高確率で仕事の効率アップにもつながる
- 資格を取得しておけば高確率で仕事の効率アップにもつながる
- 約200々国で実施されている試験であるため海外の企業にもアピールできる
- 仕事のスキルに欠かせないスキルが身に付く(Word、Excel、PowerPoint)
マイクロソフトオフィススペシャリストは、どのような仕事にも共通して役立つ資格でしょう。とくに、オフィス系ソフトの使用頻度が高い事務職や秘書におすすめです。
社会保険労務士(社労士)
社会保険労務士とは、社会保険など労働に関する書類作成や手続きの代行をおこなう仕事です。
合格率は、例年5%前後と低く、受験資格もあります。学歴や実務経験など、厚生労働大臣が定めた条件をクリアすることで受験資格を得ることが可能です。
社会保険労務士のおすすめポイントは下記の通りです。
- 常に需要が高いため将来にわたって役立つ
- 年金や労働などの勉強になるため実生活で役立つことも多い
人事はもちろん、労務部門の長を目指したい人にも向いている資格です。
秘書技能検定
秘書技能検定とは、文部科学省が認定する民間資格です。秘書業務全般の知識・スキルの証明に役立ちます。
秘書技能検定の合格率は、2級で約60%、準1級で約40%、1級で約30%です。転職で役立てたいという人は2級以上を目指すとよいでしょう。
秘書技能検定のおすすめポイントは下記の通りです。
- 秘書技能検定を勉強すると幅広い業種、部門でスキルが役立つ
- 電話対応や接客マナーといった秘書に欠かせないスキルと知識が身に付く
秘書としてキャリアアップしていきたい人には欠かせない資格といえます。秘書だけではなく、オフィスワークへの転職を考えている人にもおすすめです。
資格を取得すると転職が有利になる3つの理由
資格を取得すると転職が有利になる理由は下記の通りです。
それぞれの理由について詳しく見てみましょう。
応募できる会社の選択肢が増える
資格を取得することで、応募できる会社の選択肢が増えます。
なぜなら、専門職やそれに近い業務をおこなっている会社の場合、「求職者が業務に必要な資格を持っているかどうか」で採用の合否を決めることがあるからです。
たとえば、不動産は宅建の取得者を優遇しますし、秘書であれば秘書検定や日商簿記などの資格取得者を優遇するでしょう。
将来設計を考えたうえで、進みたい進路がある人は「どの資格が有利になるのか」という視点を持っておくとよいかもしれません。
仕事への意欲をアピールできる
資格を取得していることで、仕事に対する熱意のアピールにつながることもあります。
たとえ実務で活かすことができていなかったとしても、仕事に対するやる気や向上心を認めてもらいやすくなるでしょう。
転職をする際も、「なぜこの資格を取得したのか」という点を説明できれば、応募先の企業からより高い評価を得られるはずです。
会社側からスカウトがくる
転職サイトに取得している資格を記載しておくことで、会社側からスカウトが来る可能性も高くなります。専門性の高い資格や難易度の高い国家資格であれば、とくにスカウトを受ける可能性は高くなるでしょう。
なぜなら、企業の採用担当者が転職サイトで求職者を探す際、資格で検索をかけることがあるからです。
また、資格を持っている数だけ検索にヒットする確率が高くなるため、資格を持っている人は積極的に記載しておくとよいでしょう。
まとめ
本記事では、社会人におすすめの資格を7つ紹介してきました。
「どの資格を取得しようかな…」と迷ったときは、自身のキャリア設計をもとに取得したい資格を決めると良いでしょう。
たとえば、「将来は事務職系の仕事でキャリアアップしていきたい」という人には、マイクロソフトオフィススペシャリストや日商簿記の取得が向いています。
やみくもに資格を選ぶのではなく、自分に合った資格を優先的に勉強していきましょう。
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この記事を書いた人
すべらないキャリア編集部
「ヒトとITのチカラで働く全ての人を幸せにする」というミッションのもと、前向きに働く、一歩先を目指す、ビジネスパーソンの皆さんに役立つ情報を発信します。