マイナス思考の人によくある5つの共通点|5つの改善方法と向き合い方

  • 2020.11.24

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「自分ってマイナス思考なのかな?」
「マイナス思考って直すべき?」
「マイナス思考のメリット・デメリットなんだろう」

このようなことをお考えではありませんか?

この記事では、「自分ってマイナス思考かも」とお悩み方に向け、下記を紹介していきます。

    • マイナス思考の人によくある5つの共通点
    • マイナス思考であることのメリットとデメリット
    • マイナス思考を改善する5つの方法

マイナス思考を改善するのも、そのままを受け入れ向き合っていくのも、全てあなた自身の選択次第です!

マイナス思考の人によくある5つの共通点

マイナス思考の人には、共通する5つのポイントがあります。

以下で紹介していく共通点に3つ以上当てはまった人は、マイナス思考の持ち主であるといって間違いありません。1つずつ見ていきましょう。

1. ちょっとしたことですぐに落ち込んでしまう

マイナス思考の人は、ちょっとしたことですぐに落ち込んでしまいます。

すぐに落ち込んでしまうのは、対人関係にあまり慣れておらず、自分にとって付き合いやすい人ばかりとの交流を重ねてきたからです。

プラス思考の人は積極的に人と関わり、傷ついては成長していくのですが、マイナス思考の人は傷つくことを恐れて避けてしまう傾向にあります。

ですから、精神的なショックに弱く、ちょっとしたことでもすぐに落ち込んでしまうのです。

2. 他人より高いところに目標を設定する

マイナス思考の人は、他人より高いところに目標を設定する傾向にあります。
これは、自分をうまく俯瞰的に見れていないことが原因であると考えられます。

たとえば、何か一つの物事に対し、「これくらいやれなきゃ認めてもらえない」と考えてしまい、ふつうより目標を高く設定してしまいます。

そして高すぎる目標を達成することができず、さらにマイナス思考で考える癖が強くなってしまうのです。

3. 自分に対する自信が極端に低い

マイナス思考の人は、自分に対する自信が他の人より極端に低い傾向にあります。

他の人よりも自信を持てないのは、下記のような理由があるからです。

    • どうせ失敗すると思っているから
    • 誇れるような成功体験を持っていないから
    • 失敗するかもというプレッシャーを感じ過ぎているから

このような理由から何をやるにも自信を持てず、挑戦に対して消極的になりやすくなります。そして結果的に成功体験を積む機会も失ってしまうのです。

4. 否定的に捉える癖が付いてしまっている

マイナス思考の人は、物事を否定的に捉える癖がついてしまっていることが多いです。
これは、「自分にはどうせできない」と強く思い込んでいることに原因があります。

そのため、会話の中でも「だって~」「でも~」というネガティブなワードをクッション言葉として使ってしまっていることが多いです。

否定的に捉える癖が付いていると、チャンスを逃しやすく、周りの人から声を掛けられることも少なくなります。

5. 他人と比較して「自分なんて…」と思う癖がある

マイナス思考の人は、他人と自分を比較して、「自分なんて…」と思う癖がついています。
自分を下卑することで、人から強めに当たられた時のショックを弱めるようにしているのです。

そのため、意識の根柢には「他人から認められたい」「褒めてほしい」などといった承認欲求が強く渦巻いています。

また、マイナス思考により自信の無さから、自分の本音や意見を中々口にできないという人も多いです。

マイナス思考を俯瞰的に見てみよう

マイナス思考を持つことはいけないことなのでしょうか?

以下で紹介する「マイナス思考のデメリット・メリット」を参考にして、一度自分自身を俯瞰的に見てみましょう。

マイナス思考のデメリット

マイナス思考のデメリットは下記の通りです。

    • ストレスを感じやすい
    • 不安状態が続くことで鬱になる可能性がある
    • 自信を持って行動できないためチャンスに恵まれにくい

マイナス思考の程度は人によって異なるため一概には言えませんが、将来的な視点で 見るとやはりマイナスな印象が大きいです。

マイナス思考のメリット

マイナス思考のメリットは下記の通りです。

    • 大きな失敗をしにくい
    • 失敗を恐れるためストイックに努力できる

「たった2つだけ?」とも思えますが、この2つのメリットは大きいです。
というのも、プラス思考の人には楽観主義者が多く、現状を甘く捉える傾向があります。

一方、マイナス思考の人は失敗を恐れ、リスク管理をしっかりと行うため、大きな失敗をしにくいです。
そしてストイックに努力することで、大成する人もいるでしょう。

ですから、マイナス思考が必ずしも悪いというわけではないのです。

マイナス思考を克服する方法

マイナス思考を克服するのに有効な方法は下記の通りです。

    • ポジティブな人と一緒にいるようにする
    • 小さく努力を続けて自己肯定感を上げる
    • 前向きな言葉を積極的に発する
    • 身体を動かす
    • 失敗しても良いんだ!と開き直る

上記の中から自分自身に合った方法を選ぶと、より効果的にマイナス思考を克服することができます。
以下では、それぞれの方法について詳しく解説していきます。

ポジティブな人と一緒にいるようにする

ポジティブな人を見つけて一緒にいることで、「プラス思考の人の考え方」が具体的にどういったものかを知ることができます。
自分の考え方とどのように違うのかを肌で感じることができるでしょう。

また、マイナス思考の人からして、プラス思考の人は対極にいる存在のように感じるかもしれませんが、一緒にいることで居心地の良さを感じられる可能性もあります。
違うものを持った者同士というのは引き合いますからね。

一緒にいることが難しいようであれば、近くで観察する程度でもよいですし、周りにその人のことを聞いてみるのも参考になります。

小さく努力を続けて自己肯定感を上げる

小さく努力を続けて、自己肯定感を上げることも有効な方法の一つです。
自己肯定感というのは、自分の考え方や在り方を高く評価できる感情を指します。

つまり、自分なりに努力や成功体験を積み、「自分がやっていることは間違いない」というプラス寄りな考え方を育成していくという方法です。

自己肯定感が上がると考え方が変わるので、根本的な解決につながりやすくなります。

前向きな言葉を積極的に発する

前向きな言葉を積極的に使うことで、マイナス思考脱却の可能性を見出すことができます。

これは、日本に昔から伝わる「言霊」という考え方に沿った考え方です。
言霊とは、「プラス思考な発言をする人はプラスの現象を引き寄せ、マイナス思考の人はマイナスの現象をを引き寄せる」というもの。

つまり、マイナス思考な考え方がクセになり、ネガティブな発言ばかりをしていると、マイナスな現象ばかりを引き寄せてしまうということです。

ですから、考え方がマイナス思考であったとしても、発する言葉だけはプラスでポジティブなものになるよう意識することが大切です。

プラスの現象を引き寄せることができれば、自然とマイナス思考からも脱却できるでしょう。

身体を動かす

マイナス思考が根付いてしまっているのは、怠惰な生活や生産性の低さなどが原因になっている可能性があります。

そういった人は、運動する習慣を日常に取り入れるとよいでしょう。
運動を日常的に行うメリットは下記のようなところにあります。

    • 時間の使い方が上手くなる
    • 朝に運動を取り入れることで生産性が上がる
    • 生活にリズムが生まれて規則正しい生活を送れる

運動に慣れていない人は、ジョギングから始めてみるのもよいでしょう。

「失敗しても良いんだ!」と開き直る

マイナス思考の人は、失敗することの怖さから物事をネガティブに捉える癖がついています。
そのため、考え方の一つとして「失敗しても良いんだな」と開き直ることも効果的です。

適度に楽観視できるようになれば、抱えるストレスも少なくなり、プラス思考も自然と身に付いてきます。

マイナス思考と共存する3つの方法

先ほど『マイナス思考のメリット』でも紹介した通り、マイナス思考であることにはいくつかのメリットがあります。

そこで以下では、マイナス思考と上手く共存するための方法を3つ紹介していきます。

「今の性格を変えるのは無理な気がする…」という人も、ぜひ以下の方法を活用してみてください。

マイナスエネルギーをプラスの原動力に変える

まず、おすすめしたいのが「マイナスエネルギーをプラスの原動力に変える」という方法です。

マイナス思考の人は、「自分は他人より劣っている」「あの人の方が自分より上手くできるに違いない」という風に考えてしまうことがよくあります。

そこで、そのマイナス思考の考えを、「負けてたまるか」「絶対に見返してやる」というプラスの原動力に変えるのです。

この方法は南海キャンディーズの山ちゃんが実際に行っていた方法で、マイナス思考寄りな考え方が強いほど高い効果を発揮します。

マイナス思考とプラス思考を使い分ける

マイナス思考とプラス思考を上手く使い分けることで、精神的なバランスを保ちやすくなります。

「上手く使い分ける」というのは、たとえば、マイナス思考で考えてしまった時に「逆にプラス思考の人ならどう考えるだろう?」と1つ思考のクッションを置いてあげることです。

そうすることで、マイナス思考のメリットである「大きな失敗をしない」と、プラス思考のメリットである「ポジティブな行動」、両方の良さを引き出すことができます。

自分のアイデンティティーだと受け入れる

マイナス思考を自分のアイデンティティー(個性)として受け入れることも有効的です。

なぜなら、マイナス思考の人は自分自身に危害を加えてしまうことがあっても、他人に危害を加えることは滅多にない存在であるからです。

したがって、マイナス思考というのは、自分の中に受け入れても問題のない1つの個性だといえます。

自己肯定感が低い状態だと「今のままではダメだ…」と考えてしまうかもしれませんが、あなたの周りや、これから出会う人たちの中に、必ずあなたを肯定してくれる人はいます。

ですから、無理に変えようとするのではなく、自分の個性としてマイナス思考を受け入れる手段があることも覚えておいてください。

マイナス思考を受け入れてしまうのもアリ

マイナス思考というのは、自分の性格の根底にある思考ですから、簡単に変えられるものではありません。
また、マイナス思考を直すことで得られるメリットもあれば、引き換えに失うメリットもあるでしょう。

つまり、無理にマイナス思考をプラス思考に変える必要はないのです。

そして前述しましたように、マイナス思考というのはあなたの個性でもあります。
ですから、いきなり変えようとするのではなく、まずはマイナス思考と向き合うことから始めてみてはいかがでしょうか。

マイナス思考と向き合う中で、どうしてもプラス思考に変えたいと思った時は、この記事で紹介した対処法を試してみてください。
地道に対処法を重ねることで、必ず新しい自分に出会えますよ。

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この記事を書いた人

すべらないキャリア編集部


「ヒトとITのチカラで働く全ての人を幸せにする」というミッションのもと、前向きに働く、一歩先を目指す、ビジネスパーソンの皆さんに役立つ情報を発信します。

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