目次
負けず嫌いはネガティブなイメージを持つ人もいますが、実がビジネスにおいて必要な要素です。
しかし、転職での自己PRで伝え方を間違えると、面接官に良い印象を持たれません。転職で負けず嫌いをプラスにアピールする方法を解説します。
負けず嫌いは大事な要素
「負けず嫌い」はビジネスにおいて大切な要素ですが、アピールの仕方を間違えるとネガティブな要素と捉えられ逆効果になってしまう危険性もあります。
「負けず嫌い」上手にアピールするためには、負けず嫌いの長所と短所を理解しなくてはなりません。
負けず嫌いの長所と短所についてそれぞれ紹介いたします。
負けず嫌いの長所
負けず嫌いの最大の長所は努力家であり、面倒見が良いことがあげられます。
負けず嫌いは、1つのことに対しても粘り強く追求していき、自分が納得するまで努力し続けます。
また、短期間で爆発的なエネルギーが発揮され、困難に打ち勝つパワーを持っている長所もあります。
負けず嫌いの人は、知識も豊富であることから、人に対しアドバイスを惜しみなく提供してくれます。
色々なことを追求している分、専門的な知識を活かしたアドバイスは的確で、人の助けになることが多いのです。
負けず嫌いの短所
負けず嫌いの最大の短所は、人のアドバイスを聞き入れず、自分の非を認められない点があります。
また、自分の非や劣る部分が多いことを知ると、感情のアップダウンが激しくなり、人間関係に支障をきたしてしまう危険性があります。
また、負けず嫌いの人は、努力を惜しまず、追求し続けてしまう性質にあるため、頑張りすぎて体調を壊してしまいがちになるケースもあります。
ビジネスの成功の鍵を握る「負けず嫌い」の特徴
負けず嫌いはビジネスの成功の鍵を握る要素でもあります。
ビジネスに成功している人は「負けず嫌い」であることが多いのです。
ビジネスで成功を収める「負けず嫌い」の人の特徴についてご紹介いたします。
その1|追求していく
ビジネスで成功を収める「負けず嫌い」の人の特徴は、何事にも追求していく姿勢を持っています。
負けず嫌いの長所でも紹介しましたが、負けず嫌いの人は粘り強く追求していく特徴があります。
ビジネスにおいても、負けず嫌いは好きなことに対し、とことん追求し、その道のプロになっていくため活躍の場を得ることができます。
さらに、追求することで得られた知識と、自身の独創性を融合させ、何か新しいことを生み出す可能性を持ち合わせているため、ビジネスでも成功しやすいのです。
その2|リーダーシップがある
負けず嫌いの人は情熱的であるため、リーダーのポジションが向いている傾向にあります。
リーダーポジションでは、持ち前のリーダーシップを発揮し、チーム全体を全力でサポートしていく人が多いのです。
しかし、負けず嫌いの人全てがリーダーシップを持ち合わせているわけではありません。
中にはリーダーシップの資質がない人もいます。
その人がリーダーのポジションについてしまうと、独断行動に走ってしまう危険性があり、組織として逆効果となってしまうため、リーダーシップの見極めも大事になります。
その3|向上心がある
負けず嫌いには、人にも自分にも負けたくないと気持ちがあります。この負けたくないという気持ちは、向上心に繋がるため、負けず嫌いの人には向上心がある人が多いのです。
人や自分に負けたくないという気持ちは、自分をもっと高みを目指す姿勢があるため、中長期的な目標をしっかり持っています。
さらに、失敗したとしても謙虚に受けとめ、その失敗をバネに頭をすぐに切り替え次の戦略を立てていくアグレッシブさもあります。
このようなエネルギッシュな姿勢は、周りに良い影響を与えていき、組織全体に活気が出てくるようになります。
その4|競争心がある
負けず嫌いには、強い競争心を持っています。
ビジネスの成功者と言われる起業家たちは、この競争心を持って、事業を成功に導いています。
誰か相手に勝ちたいという気持ちを、目標設定に当て、より良いサービスや商品を作り上げているのです。
競争心は、競争相手がいることで成り立つため、人間関係に支障をきたしてしまう恐れもありますが、人間関係に亀裂を生むこと注意し、競争心を良い方向に持っていけば、ビジネスにおいて成功を収める可能性があるのです。
その5|目標が高い
負けず嫌いの人は、高い目標を持っている人が多いです。
負けず嫌いの人は、完璧主義である傾向にあり、持っている目標が非常に高いのが特徴です。
ただ、高い目標を胸に秘めているのでなく、必ず目標達成しようと努力するため、実現率が高いのです。
企業は「負けず嫌い」をどう評価するか?
企業が求める「負けず嫌い」は、探究心や向上心、リーダーシップや競争心、高い目標を持っている人であることがわかりました。
それでは、転職面接において、企業側は「負けず嫌い」をどのように評価しているのでしょうか。
転職で「負けず嫌い」をアピールするために、企業の評価ポイントをみていきましょう。
その1|協調性のない「負けず嫌い」はNG
企業が評価する「負けず嫌い」は、協調性が備わってこそ評価されます。
努力家で、いくら向上心があり、高い目標を持っていたとしても協調性がない負けず嫌いは、マイナスイメージを持たれてしまいます。
会社組織は、複数の人が集まった集合体です。
プロジェクトを進めるとき、業務を進めるときには必ず人と関わります。
そのため、企業は協調性の有無を非常に重要視するのです。
その2|仕事にどう生かすのか?
企業がみているのは、転職先で負けず嫌いがどういう風に活かせるのかということです。
ただ、負けず嫌いであるだけでは、企業側は評価をしてくれません。重要なのは、「負けず嫌い」がどのように仕事に生かせるかということなのです。
職種によって、負けず嫌いが発揮できるシチュエーションは異なりますが、転職先の企業で実際にどのような場面で「負けず嫌い」が生かせるのか、想定してアピールすると効果的です。
「負けず嫌い」をどう活かしていきたいのか明確であれば、良い評価を得ることができるでしょう。
「負けず嫌い」の良いアピール方法
転職面接において、「負けず嫌い」をアピールするためには、どのようにすれば良いのでしょうか。
「負けず嫌い」をプラスに印象付けるためのアピール方法をご紹介いたします。
アピール方法1|自分に負けたくないことをアピール
負けず嫌いをプラスに印象付けるためには、「自分に負けたくない」姿勢であることをアピールするようにしましょう。
「人に負けたくない」という気持ちは、ビジネスの成功に繋がる感情でもありますが、転職面接では、協調性がなくネガティブに映る可能性があるのです。
そのため、「自分自身の弱さ」「自分の置かれている状況」などに負けたくない気持ちをアピールするようにします。
このように、対外的ではなく、自分に焦点を当てることで、向上心が強くアピールできるようになるのです。
アピール方法2|「負けず嫌い」が幸いした体験
ただ言葉で「負けず嫌いです」というだけでは、プラスにもマイナスにも捉えられてしまいます。
「負けず嫌い」をプラスに評価してもらうたには、自分の「負けず嫌い」によって成果をあげた体験をアピールするようにしましょう。
組織にとって良い結果となったことに焦点をあてるとプラスに評価されやすくなります。
負けず嫌いによって、組織の活性化への貢献、業務改善など客観的な成果に繋がったことまで話ができると、組織に良い影響を与えてくれるだろうとして、プラスにアピールすることができます。
アピール方法3|協調性と素直さ
負けず嫌いをアピールするには、協調性と素直さが必須と考えましょう。
負けず嫌いを全面に押してしまうと、自分本位に映り、面接官にネガティブな印象を与えてしまいます。
しかし、
「負けず嫌い」に協調性と素直さをプラスでアピールすることで、組織としての活性化が期待できると捉えられ、一気にプラス評価に変わるのです。
これまでの組織への貢献度、チームメンバーとの絆が感じられるようなエピソードを活用してアピールするとより説得力が出てくるでしょう。
負けず嫌いのアピール例文
実際に、転職面接で「負けず嫌い」を効果的にアピールするためには、「負けず嫌い」のどのメリットにフォーカスしてアピールするかを整理しなくてはいけません。
面接で活用できる、負けず嫌いのアピールするための例文をご紹介します。
例文1|向上心をアピール
私は新卒から3年間、自社商品の営業職に従事しておりました。
営業職では、日々個人ノルマが設定されていましたが、ノルマを達成できる落ち込んだ時期もあります。
しかし、私は負けず嫌いな性格であるため、個人ノルマが達成できるようあらゆる努力をしました。
自分のお客様への接し方から変えようと、コミュニケーションの取り方を上司に相談したり、営業成績の良い同期を見習うなど、周りのアドバイスを参考にしながら、自分なりに研究し実践していきました。
商品の説明方法も大きく変え、一方的に伝えるではなく、お客様と会話をしながら、抱えている課題を見つけ出す会話方法を心がけるようにしました。
その結果、営業ノルマを大きく達成し、1.7倍の売り上げを達成しました。
貴社でも入社後は、負けず嫌いを生かし結果を出すことに積極的に努力していきたいと思っております。
例文2|協調性をアピール
私は、以前事業拡大に伴い、新しい分野の新規プロジェクトチームに参加する機会がありました。
何もかも初めての取り組みで、チームメンバーと一緒に試行錯誤しながらプロジェクトを進めておりましたが、なかなか成果に繋げることができませんでした。
そこで、チームで話し合い現状に陥った原因や課題を洗い出し、徹底的に改善点を話し合うことにしました。
何度も実践と改善を繰り返していくことで、やっとかたちとなって成果に繋げることができるようになりました。
少し時間はかかったものの、結果、プロジェクトを3年かけて黒字に持ち直すことができ、チームに強い結束力を生みだすことができました。
私は、この経験から自分が組織にどう貢献できるかを考え、チームとして力を発揮することにこだわりを持つようになりました。
貴社でも入社後は、負けず嫌いを生かし業務改善に貢献していきたいと思っております。
いいね!
この記事をシェアする
この記事を書いた人
すべらないキャリア編集部
「ヒトとITのチカラで働く全ての人を幸せにする」というミッションのもと、前向きに働く、一歩先を目指す、ビジネスパーソンの皆さんに役立つ情報を発信します。