これからの時代求められる「適応力」の身に付け方とコツを解説

  • 2020.11.14

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デジタルが主流となる現代において会社のスピード感は大きな武器となっています。
そのため、会社のスピードに対応できる「適応力」をもつ人材が求められています。

適応力は誰でも身につけることができるスキルです。適応力の付け方を解説します。

適応力を付け方を知る前に!適応力について知る

よく耳にする適応力は、市場競争が激しい今の時代になくてはならないスキルです。

今、求められている適応力とはどのような力なのでしょうか。適応力についてご紹介します。

適応力とは?

適応力とは、環境に合わせ行動や考え方を上手く切り替えることを言います。

ビジネスの場面で言う適応力とは、仕事に対する対応力、環境への柔軟な対処力、どんな状況でも冷静に対応できる判断力を言います。

適応力はあくまで、自分の考え方や行動を変えることを指すのです。

順応力との違い

適応力に似た言葉で「順応力」があります。
「順応力」は、しばしば同じ意味で使われることがありますが、順応力は、置かれている境遇や環境、ストレスなどに応じて身心を変化させることを言います。

「適応力」と同じく自分を変化させますが、変化させた「順応力」の先には「進化」があることが大きな違いです。

適応力が求められる背景

今、なぜ適応力が求められているのでしょうか。
その理由は、急速なIT技術の進歩、AIやIoTの促進などがあります。

変化していく環境下で、先端技術を最大限活用し、業務に取り入れられるような適応力がある人が今求められているのです。

また、IT技術の進歩や市場競争の激化の中で打ち勝つため、企業はスピード感を重視するようになりました。

このような企業のスピードについていけるのが適応力のある人材であるため、今企業では、適応力のある人材を求める傾向にあるのです。

適応力がある人の特徴とは?

人は時間が経てば自然になれ環境に適応していきますが、適応力がある人は時間がかからず、早く環境に適応することができます。

適応力のある人はどのような特徴を持っているのでしょうか。

特徴1|好奇心旺盛

好奇心旺盛な人は、適応力を持っている傾向にあります。
人間は無意識に安定を求め、行動や考え方を変えることに抵抗を覚えるものです。

そのため、従来のやり方に固執してしまいがちになります。

しかし、好奇心旺盛な人は、この固執した考えを覆すのです。何にでも興味をもち、やってみようと考える姿勢は、従来のやり方に囚われにくくなるため、適応力に長けているケースが多いのです。

特徴2|人間関係に隔たりがない

人間関係に隔たりがないことは、適応力がある人の特徴といえます。

仕事や環境により早く適応していくためには、人との接触を積極的に取っていかなくてはいけません。

そのため、人とコミュニケーションが積極的に取れる人は、仕事や環境に適応しやすい傾向にあるのです。 また、人間関係に隔たりがない人は、性格がオープンで明るく、フレンドリーな性格の人が多いのが特徴。
このように、マイナス思考に陥ることも少なく、前向きな姿勢も適応力に必要な要素になります。

特徴3|全体を見通せる

適応力がある人は、新しい仕事や物事に対し手順や目的を理解した上で業務に着手している傾向にあります。

ただ言われた仕事を漠然とこなすのではなく、作業の目的、手順の必要性などを考え、業務全体を見通すことで、仕事をいち早く覚えることができるのです。

また仕事のみならず、組織としての自分の役割を把握できていることも必要です。

職場の空気を読み、働きやすい環境を作る、チームや組織に貢献していく姿勢をもつ人が適応力がある人の特徴です。

適応力の付け方とコツ

適応力は、持って生まれた特性ではありません。誰しもが身につけることができる力です。

適応力を身につけるためには、「変化に応じて自分の考えや思考を調整できる力」、「自分のポジティブ思考とネガティブ思考を上手く処理する力」、「自分の行動を調整する力」を高める必要があります。

このような意識を高めるための方法をご紹介していきます。

方法1|こだわりを捨てチャレンジ精神を養う

適応力を身につけるためには、こだわりを捨てチャレンジしていく前向きな姿勢が必要になります。

こだわりが強い人は、発言力がありリーダーとして活躍できる反面、他人の意見を受け入れられない傾向にあります。

適応力を身につけるためには「自分の価値観」を手放し、新たな学びの機会を得るため、貪欲に相手の意見を取り入れるような姿勢が大切です。

自分の価値観の変化、環境の変化を恐れず、「チャレンジ精神」を持って新しいことに向き合う姿勢を持つことが、適応力を身につけるための一歩となるのです。

方法2|コンフォートゾーンを広げる

コンフォートゾーンとは、人の「不安レベル」を範囲によって表した考え方で、コンフォートゾーンを中心に、周りをラーニングゾーンが囲み、さらに、その周りはパニックゾーンに囲まれています。

人は危険を避けるためコンフォートゾーンの外へ出ないように行動する傾向にありますが、適応力を身につけるには、このコンフォートゾーンを広げることが重要なのです。

その鍵を握るのは、コンフォートゾーンとパニックゾーンの間にあるランニングゾーンです。
このランニングゾーンにいる時間を増やすほど、ランニングゾーンはコンフォートゾーンへ代わり、パニックゾーンが縮小していきます。

ランニングゾーンにいる時間を増やすためには、新しいアイディアやインスプレーションをオープンにすること、新しいスキルを学ぶこと、何かを創造することを日常に取り入れると良いとされています。

このようにランニングゾーンへ足を踏み入れることで、適応力が自然と身についてゆくのです。

方法3|軸となる目標をもつ

自分の軸となる目標をもつことは、適応力を高めるためにも有効です。
仕事の目標とは別に、自分の行動指針のような軸となる目標を持つことで、周りの環境に流されず、冷静さを維持しやすくなるためです。

軸となる目標を設定するには、まず、自分が仕事をする目的や充実感を感じることなど、環境の変化に影響されない自分のコアな部分を知り、目標に落とし込みます。

さらに、その目標を頂点に、自分のスキルを棚卸しをしながら、中長期的な目標を立てていきます。

自分が設定した目標を図などに落とし込み、可視化できる状態にしておくことで、何か迷うこと、めげそうな時にそれを見返すことで、冷静さを取り戻し軌道修正することができるようになるのです。

方法4|失敗を受け入れる

適応力とは、ただ我慢をし流れに身をまかせることではなく、自己認識を高め自分自身を評価していってこそ身につけることができるのです。
失敗や自分にとって不都合なことに対しても受け入れる努力をすると適応力が身につけることができます。

自己認識を高めるためには、自らの失敗や自分に不都合が生じた内容を記録しておくようにします。

失敗は次の成長に繋がる大きな材料となり、自分に不都合が生じた内容に対し自分がどう思ったかを記録することで、自分の反応を第三者目線で見返すことができます。

そうして、自分の気持ちの整理がつきやすくなり、失敗も受け入れることができるようになるのです。

適応力を付けるメリット

市場競争が激しい現代で、適応力がある人材が求められていることを冒頭でご紹介しました。

では、具体的にどのような場面で適応力を役立てることができるのでしょうか。代表的な例を3つご紹介します。

その1|急な変化にも対応できる

適応力があれば仕事において急な変化に対応できるようになり活躍の場を広げることができます。

競争が加速する現代において、企業は新しいビジネスモデルを素早く取り入れ生き残らなくてなりません。

このように、会社や仕事の急な変化に対し、柔軟に対応し、変化を受け入れ、新しいことに対し積極的に取り入れられる適応力がある人は、新しいビジネスであっても活躍できるのです。

また、新しいビジネスには、トラブルがつきもの。
トラブルを素早く解決するためには、冷静さが追求されます。

適応力がある人は、物事を冷静に捉え、対処することができるため、その点でも活躍の場が広がるといえるのです。

その2|グローバルで活躍できる

適応力を身につければ、グローバルな環境でも活躍をすることが出来ます。

グローバルで活躍するためには、国の違いを理解し、それらを否定せずに受け入れ、配慮した行動が取れなくてはなりません。

そのため、グローバルな環境では、適応力がある人材を求めている傾向にあります。

また、外国人の受け入れを促進している現代において、外国人従業員を統括する管理職にも適応力がある人が選ばれる傾向にあります。

このように、グローバルな環境で活躍するためには、異文化適応力が必須なのです。

その3|転職でアピールすることで有利になる

転職する際に、適応力があることは大きなアピールポイントになります。

転職するということは、新しい環境に飛び込むということ。
これまで培ってきたスキルを生かせるよう、転職先の企業の文化ややり方をいち早く理解し、環境に馴染まなくてはなりません。これが可能なのが適応力がある人なのです。

適応力がある人は、新しい環境にいち早く馴染み、即戦力となることができるため、企業も求職者の適応力を見る傾向にあります。
そのため、転職面接において適応力をアピールすると、面接官に好印象を持たれる可能性が高くなるのです。

転職活動において、ただ「適応力があります」と言葉だけのアピールでは、説得力がありません。
上手く適応力をアピールするには、自分が適応力を発揮できたエピソードを踏まえアピールすると良いでしょう。

その4|管理職として活躍できる

企業は管理職の適性を、適応力の有無を参考にするケースが多くあります。

チームや部署を任される管理職は、世代も能力もバラバラな部下を統括します。
管理職に求められるのは、この部下やチームメンバーの個性を伸ばし、柔軟に組織運営ができることです。

適応力のある管理職は、部下やチームメンバーの個性を知り、それぞれの強みを生かしながら、組織運営ができます。

さらに、適応力のある管理職はコミュニケーションによっ世代間ギャップを埋められ、部下やチームメンバーとの信頼関係も築きやすいので、信頼できる上司として慕われる人が多いのです。

適応力を身につけておけば、管理職としての能力を発揮しやすくなるのです。

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この記事を書いた人

すべらないキャリア編集部


「ヒトとITのチカラで働く全ての人を幸せにする」というミッションのもと、前向きに働く、一歩先を目指す、ビジネスパーソンの皆さんに役立つ情報を発信します。

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