ゼネラリストの役割とは?これからの時代で活躍するための必要なスキルも解説!

  • 2020.10.13

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「ゼネラリスト」という役職を聞いたことがありますか?

ゼネラリストとは、ビジネスの場において、総合職やマネージャーなど、現場を広く見渡してオールマイティに活躍できる人材を指しています。

今回は、企業の潤滑油のような存在であるゼネラリストについて、仕事内容やスペシャリストとの違い、必要とされるスキルなどについて詳しく解説をしていきましょう。

ゼネラリストとは

ゼネラリストとは、広範囲にわたって様々な知識や技術、スキルを有している人のことを言います。

ビジネス用語としては、部下やチームをまとめる管理職や、プレイングマネージャー(現場も担当しながら管理職もこなす人)のような立場の人が多いです。

これからゼネラリストの役割やスペシャリストとの違いについて、簡単に解説していきます

ゼネラリストの役割

ゼネラリストの主な役割は、部署やチーム全体を広い視野で見渡し、マネジメントや調整を担うことです。

ゼネラリストという用語は英単語の「ゼネラル」が語源であり、「全体的な、全般的な」と言う意味を持ち合わせています。

ひとつの分野に特化した専門家ではなく、幅広い知見や視野で現場を統括する管理職として活躍できる人材なのです。
組織に与えられた課題をいかにして達成できるかを重要視しています。

スペシャリストとの違い

ゼネラリストの対極の位置にいるのが、スペシャリストです。

スペシャリストは専門分野や特定の領域に特化した人を指し、ゼネラリストが「広く浅い」なのに対して、「狭く深い」資格や特殊な技能を使って活躍します。

スペシャリストは専門分野ではとても頼りになりますが、現場で臨機応変に対応することは不得手な場合が多いです。想定外の事態には対応しにくい面もあり、管理職などマネジメント業務は苦手な傾向が見られます。

ゼネラリストは時代遅れ?

近年の目まぐるしく変わるビジネス社会では、ゼネラリストは時代遅れという意見も多いようです。

なぜ、ゼネラリストは時代遅れと言われるようになってしまったのか、これからのゼネラリストには何が必要なのかを解説していきます。

ゼネラリストは時代遅れと言われる理由

ゼネラリストは、ビジネスにおいて広範囲の知識や技術を駆使する総合職のようなものです。

臨機応変に対応はできますが、時代の変化を読み取らずに、なんとなくやり過ごすようになってしまうと、総合職としてのスキルや感性に成長が見られなくなってしまいます。

一方、スペシャリストは、一つの分野に突出した才能を持っており、その分野を極めるためにも時代に即した新しい知識を勉強し続けなくてはなりません。

近年ではITテクノロジーの目覚ましい発達により、単純な業務はAIが処理できるものも増えてきました。

会社が成長していくためには、ゼネラリストよりスペシャリストが重要であるという意見も見られ、時代が進むにつれてゼネラリストへ求められるハードルも高まってきています。

これからのゼネラリストには統合力が必要

スペシャリストはいわゆる専門家ですが、ゼネラリストは統合家と呼ばれる存在です。

業務改善や組織の活性化など、あらゆる課題に対応できる統合力が必要とされてきます。幅広い知見を持っているからこそ、物事を多角的に捉えられるのがゼネラリストの良い点です。

専門的な領域とまではいかなくても、様々な知識を身につけることで、それらを活かしながら、現場をまとめていくゼネラリストは、成果を上げるために全体を見渡しながら仕事をしていくことが本分になります。

ゼネラリストに求められるスキルとは

ゼネラリストとして活躍するためにはどのようなスキルが必要なのでしょうか。

ここでは、ゼネラリストに必要とされる4つのスキルをご紹介しましょう。

    1. コミュニケーション能力
    2. 広い視野で物事をとらえる
    3. 臨機応変に対応できる
    4. 経験や人脈が豊富

1.コミュニケーション能力

ゼネラリストに必要な1つ目のスキルとして「コミュニケーション能力」が挙げられます。

ゼネラリストはチーム全体をまとめるのが仕事なので、メンバーと上手くコミュニケーションが取れなければなりません。
チームの中には様々な人がいますから、意見の相違など問題も次々と現れます。

どのような人がいても、組織をまとめながら問題を解決し、業務の改善やマネジメントをおこなうためにも、なくてはならない能力の一つと言えるでしょう。

2.広い視野で物事をとらえる

第2のスキルは「広い視野で物事をとらえる」ことです。

職場やビジネスシーンでは、その都度、柔軟な判断や対応が求められることがよくあります。
視野が広いほど、把握できる状況も広い範囲になるため、総合的に判断する機会が多いゼネラリストには、必要不可欠なスキルでしょう。

ひとつの考え方に固執せず、広い視野で物事を考えられると、全体的な立ち位置を踏まえながら冷静に判断ができるため、正しい方向にビジネスをつなげていけるのです。

3.臨機応変に対応できる

第3の必要なスキルは「臨機応変に対応できる」ことです。

ビジネスには、想定外のトラブルが頻繁に起きるものですが、そのたびに慌てふためいているようではゼネラリストは務まりません。

臨機応変に対応できる能力があれば、何事にも柔軟に対応ができ、他人の意見や方法を受け入れることができます。

臨機応変に対応できる人には、「常に冷静で客観的に物事を見られる」という共通点がありますが、常に冷静で落ち着いた心持でいられれば、突然のアクシデントに見舞われても、焦らずに現状を理解して適切な対応ができるでしょう。

4.経験や人脈が豊富

ゼネラリストに必要な第4のスキルは「経験や人脈が豊富」なことです。

営業現場の知識やノウハウなどは経験が豊富なほど、実戦で培ったスキルをチーム全体に伝えられます。過去に似たような仕事をしたことがあれば、現在取り組んでいる業務にもその経験を活かし、役立てられるでしょう。

また、経験が豊かな人は豊富な人脈を持っています。人脈は一朝一夕で得られるものではありませんので貴重な財産です。経験や人脈が豊富ということは、ビジネスを成功させるには大変重要な要素です。

チームの戦力として活躍するだけでなく、販路拡大や事業拡大などのビジネスチャンスへの貢献が期待されます。

ゼネラリストが活躍できる仕事

ここでは、ゼネラリストが活躍できる職種をご紹介していきます。

管理職

ゼネラリストが活躍できる仕事として、部署の上層部やマネージャーといった管理職が挙げられます。

スペシャリストのように、ひとつの分野に特化して知識やスキルを身に付けるのではなく、幅広い知見と総合的な視野で現場を統括する必要があるからです。

たとえ優秀なエンジニアや営業マンだったからと言って、管理職として有能であるとは限りません。

一つの分野で特化した能力は持っていなくても、現場を見渡し、現状を的確に理解できる広い視野が必要とされます。

様々な経験や知識を持ち、臨機応変な対応ができるゼネラリストは、管理職に最適であると言えるでしょう。

ベンチャー企業の社員

ベンチャー企業の社員もゼネラリストに向いています。

ベンチャー企業の場合、社員が少数であるところが多いです。そのため、一人一人に与えられる裁量が大きい傾向があり、オールラウンドに業務をこなしていく必要があります。

臨機応変に現場で必要なことに対処しながら、様々な役割をこなせる柔軟な発想を持つ人材が重宝されます。

年齢が若くても、色々な業務やプロジェクトにチャレンジさせてもらえることが多いため、ゼネラリストとしての経験値を上げていくには最適の環境でしょう。

公務員

公務員もゼネラリストとして活躍できる仕事です。

地方公務員のキャリア形成の特徴として、「自分が次にどの部署に就くのか分からない」ということがあります。
つまり、どのようなキャリアを今後形成していけるのかわからない場合が多いのです。

自治体職員を例に挙げると、福祉、教育機関、警察など一部の職種は職種別に採用していますが、それ以外の分野は基本的にひとまとめとしていることが多く、人事移動ではローテーションで様々な部署を回されます。

とくにキャリアと呼ばれるエリートたちは、将来、管理職になるためにゼネラリストとして育成される傾向があるでしょう。

ゼネラリストとして成功する3つのコツ

ここでは、ゼネラリストとして成功するための心構えやコツを3つご紹介していきます。

優秀なゼネラリストとして組織で活躍するためにぜひ、参考にしてください。

1.コミュニケーション能力を磨く

まず、第一に必要なのが、「コミュニケーション能力を磨く」ことです。

コミュニケーション能力は、先述した通り、ゼネラリストに求められる重要なスキルの一つであり、組織を上手くまとめ上げていくためには、様々な人の意見や方法を調整する必要があります。

チーム間で円滑なコミュニケーションが取れると、職場の雰囲気も良くなり、ビジネスも活性化してくるでしょう。

まずは、しっかりと相手の話に耳を傾けたり、話を具体的にわかりやすくするよう努力したりすると、コミュニケーション能力が磨けます。

2.広範囲にわたる知識を持つ

ゼネラリストとして成功するための2つ目のコツは、「広範囲にわたる知識を持つ」ことです。

「ゼネラリスト(Generalist)」という言葉が「多方面の知識を持つ人」という意味合いを持つように、ゼネラリストは総合的にビジネスの内容を判断していく役職ですから、広範囲にわたる一通りの知識が必要になってきます。

まとめあげる分野のすべてにわたって専門的な知識を持つ必要はありませんが、ビジネス相手と仕事を進めていくうえでは、ある程度の知識が必要です。

また、大企業にはあらゆる業種や職種があり、担当案件に関する基礎知識を頭に入れるのも、決して容易ではありません。
ゼネラリストとして大成するには、地道な努力が必要とされるのです。

3.組織をまとめ上げる力を伸ばしていく

3つ目のコツは、「組織をまとめ上げる力を伸ばしていく」ことです。

ゼネラリストには、組織やチームのメンバーをまとめて率いる力もなくてはなりません。
メンバーの成長や能力に合わせながら適切な指示をおこない、部下の存在価値を認めながら現場が上手くいくように導いていくことが大切です。

まとめ上げる力を身につけるには、統率力を発揮できる経験を着実に積んでいくことが有効でしょう。

まとめ

今回は、ゼネラリストについて詳しく解説をしていきました。

ゼネラリストは時代遅れという意見もありますが、組織をまとめていくには欠かせない役職です。

高い成果が求められる現場ではスペシャリストが重宝されますが、管理職やマネージャーにはゼネラリストが向いています。

営業現場の知識やノウハウを持ちながら、チームをまとめ、成果を上げるために戦略を考えていくゼネラリストは、全体を見渡して仕事を成功に導いていく、企業にとってなくてはならない存在であると言えるでしょう。

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この記事を書いた人

すべらないキャリア編集部


「ヒトとITのチカラで働く全ての人を幸せにする」というミッションのもと、前向きに働く、一歩先を目指す、ビジネスパーソンの皆さんに役立つ情報を発信します。

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