目次
「プレゼンをするたびに緊張してしまって上手く話せない」というような悩みを抱えるビジネスパーソンも多いのではないでしょうか?
実はプレゼンにはコツがあり、そのコツさえつかめば、ほぼ合格点がもらえるプレゼンをすることが可能なのです。
今回は、プレゼンのコツや、魅力的なプレゼンの具体例などについて詳しく解説をしていきます。
プレゼンに苦手意識がある人は、ぜひ、参考にしてください。
プレゼンが上手くいくコツとは
プレゼンを上手くおこなうには、いくつかのコツがあります。
ここでは、資料作成と話し方のコツについて詳しく解説をしていきましょう。
プレゼン資料作成のコツ
プレゼン資料を作る際に大切なことはメインメッセージを考えることです。
伝えたいメインメッセージがなければ、何を主張したいのか分からない意味不明なプレゼンになってしまいます。
メインメッセージが決まったらPREP(プレップ)法を活用して、分かりやすく資料を作成していきましょう。
PREP法とは、①要点(Point)②理由(Reason)③具体例(Example)④要点(Point)の形式のプレゼンで、冒頭に伝えたいことのポイントを紹介し、次に理由と具体例を述べた後、最後に結論として要点をもう一度紹介します。
要点を最初と最後に伝える事で、聞き手の印象に残りやすくなるのがメリットです。また、理由や具体例をしっかりと述べることにより、聞き手が内容をしっかりと理解できるプレゼンができます。
資料のレイアウト作成も重要です。
プレゼン資料は、レイアウトによって見やすさが違ってきます。色の使い方やフォントサイズなども細かく工夫をするようにしましょう。
例えば、スライドでは同系色を使用すると、色使いに統一感があり、聞き手が内容を理解しやすくなります。
プレゼンの話し方のコツ
プレゼンには話し方にもコツが必要です。
どんなにすばらしい内容のプレゼンでも、話し方が下手だと良い印象を与えません。
聞き手に興味を持ってもらうためにも、明るく笑顔で話しましょう。
話し方のポイントとしては、
- 大きな声でややゆっくりと話す
- 強調したいときは間を空ける
- ボディランゲージを適切に使う
などがあります。
遠い位置にいる人にもしっかりと聞こえるように、大きな声でややゆっくり話すようにしてください。
また、強調したいパートは、一瞬、間を置くと聞き手の興味を引き付けたり、印象付けたりすることができます。
身ぶり、手ぶりなどのボディーランゲージも要所要所に応じて用いると、話し手の熱意を、聞き手側にも伝えられるでしょう。
魅力的なプレゼンの具体例
せっかくプレゼンをするのでしたら、魅力的なものに仕上げていきたいものです。
ここでは、聞き手が思わず聞き入ってしまうようなプレゼンの仕方を具体的にご紹介していきましょう。
せっかくプレゼンをするのでしたら、魅力的なものに仕上げていきたいものです。
ここでは、聞き手が思わず聞き入ってしまうようなプレゼンの仕方を具体的にご紹介していきましょう。
1.聞き手の期待感を高める
プレゼンは、最初の導入部分で「ほぼ決まる」と言われています。
期待感を高める具体的な方法としては「WHY?(なぜ?)を語る」がもっとも有効な方法です。「何故、あなた(聞き手)はこのプレゼンを聞く必要があるのか?」ということを聞き手に訴えかけます。
例えば、「今、このプレゼンを聞くと、あなたは大きな成功を得られる」など、「このプレゼンをぜひとも聞きたくなってしまう理由」をプレゼンの最初の部分で話すことで、つい聞き手が聞きたくなってしまう方向に感情を動かしていくのです。
2.メリットを伝える
聞き手にとってどんなメリットがあるかを伝えるようにするのも忘れてはいけません。
メリットがあることを早めの段階で伝えておくと、聞き手側の反応が響いてくるようになります。自分にとってメリットがあることや興味深い話なら、聞き手も真剣になってプレゼンを聞いてくれるでしょう。
商品のプレゼンでしたら、特徴や機能だけを伝えるのではなく、ユーザーが得られるメリットを伝えることが大切です。
3.聞き手に明るい未来をイメージさせる
聞き手に明るい未来をイメージさせることも重要なポイントです。
内容はポイントを整理しただけのものではなく、その企画や商品を採用すると、これだけの利益や満足感が得られるなど、具体的なイメージを盛り込むようにしていきましょう。
プレゼンを聞いている最中に「こんな良いことが待っている」という明るい未来がイメージできると、聞き手は次のアクション(商品・サービスの購入)に移りやすくなります。
「この商品やサービスを選んだら、便利になる」というように明るい未来がイメージできれば、聞き手も真剣にプレゼンを聞き、購入意欲が湧くでしょう。
初心者でもできるプレゼンの構成方法
プレゼンで相手に伝えるときは、順序立てて説明すると聞き手が分かりやすく理解できます。
ここでは、プレゼンの基本的な構成方法について、詳しく解説をしていきましょう。
1.プロローグ
プレゼンの冒頭部分に当たります。
これからおこなうプレゼンのテーマや、プレゼンをする理由やメリットなどについて、シンプルに理解してもらうためのパートです。
このパートは、聞き手に興味を持ってもらうための重要な部分であり、プレゼンを最後まで真剣に聞いてもらえるかどうかが決まります。
2.ボディ
ボディは、プレゼンの内容でもっとも重要なことを伝えるパートです。
商品のプレゼンでしたら、自社の商品が優れていることを、データや図などを活用しながら、価格や機能面で優れている点について具体的に示します。
また、サービスの場合でしたら、サービスを使った具体的な使用例、メリットなどを分かりやすく説明してください。
3.コンクルージョン
プレゼンの最後の「まとめ」の部分です。
プロローグで伝えたプレゼンをした理由やメリットなどについて、もう1度振り返る形で締めくくると良いでしょう。
また、プレゼンの最後のスライドは最後の場面のため、人の印象に残りやすいと言われています。最後に印象づけて、プレゼンを効果的に終わらせるために、気を抜かずに十分アピールしてください。
前に出したスライドと同じスライドを使用する場合、文字の色を変えてみたり、背景色を変えてみたりするだけで、ガラリと印象が変わります。
プレゼンで緊張しない3つの方法
プレゼンで緊張しない方法を3つご紹介していきましょう。
初めて人前でプレゼンをする人は、ぜひ、参考にしてください。
1.完璧にしようと思わない
まず、第1の方法は、完璧にしようと思わないことです。
緊張のあまり、上手く人前で話せなかったり、頭が真っ白になってしまったりするのは、完璧にプレゼンをしなくてはならないというプレッシャーに押しつぶされているからです。
誰しもが、失敗はしたくありませんし、恥をかきたくはありませんが、あまりにもマイナスの感情が膨らんでしまうと、よけいに本来の自分を見失ってしまい、緊張してしまいます。
そうなってしまうと、せっかく準備したプレゼンが魅力のないものになってしまいかねません。
自分を良く見せようとすることよりも、プレゼンの重要な点と方向性を伝えることに、力を入れていくようにしましょう。
2.聞き手も自分と同じ人間と考える
第2の方法は、聞き手も自分と同じ人間と考えることです。
聞き手はこれからのビジネスパートナーであって、敵ではありません。
多少、間違えたり緊張してしまったりしても、内容さえしっかりと理解してもらえれば十分プレゼンの役割は果たしているのです。
同じ人間だと考えると同時に、「自分がプレゼンしている内容が相手側の利益につながっていくかもしれない」という相手側の立場に立って、丁寧に分かりやすく説明をしていくようにし
3.冷静にふるまう
プレゼンは、どんなベテランでも緊張すると言われています。
ですから、もし、緊張してしまったとしても、それは至極当然のことなのですから、必要以上に怖がることはありません。
プレゼンをしているときはどんな人でも多少の緊張はするものだと割り切って、冷静な気持ちに戻ることが大切です。
「緊張している」と聞き手側に冗談めかしていう事で、聴衆との一体感が増し、緊張がほぐれることもあるようです。
プレゼンの効果的な練習方法
効果的にプレゼンをするためにも、本番前にあらかじめ練習をしておくことが必要です。
ここでは、プレゼンの効果的な練習方法を3つご紹介していきます。
1.あらかじめ何回も練習する
まず、第1の方法は、あらかじめ何回も練習することです。
オーソドックスな方法ですが、何度も練習をおこなうとプレゼンの流れが自然と覚えられます。
プレゼンが上手になるには、とにかく練習するようにしてください。チェックする箇所としては、以下の6つです。
- 時間内に収まるかを確認する
- 分かりにくい部分を修正する
- 話し方の抑揚や強弱、間を意識して話す
- メモに頼らないで話してみる
- 笑顔や姿勢などを意識する
- 本番だと思ってプレゼンをする
2.自分のプレゼンしているところをビデオ撮影する
第2の方法は、自分のプレゼンしているところをビデオ撮影することです。
自分が話している場面は、ビデオでないと確認できません。
ビデオ撮影した画像を見れば、客観的に話し方や振る舞いを確認できるのでおすすめです。
3.第三者にプレゼンを聞いてもらう
第3の方法は、自分のプレゼンを第三者に聞いてもらうことです。
ビデオ確認は自分で評価ができますが、自分以外の他人の意見も聞いたほうが参考になります。自分では気づかなかった癖や話し方や改善点などを、遠慮なく教えてもらうと良いでしょう。
まとめ
今回は、プレゼンのコツについて詳しく解説をしていきました。
プレゼンは、慣れないうちは誰しもが緊張するものですが、事前に入念な準備をしていれば過剰に恐れることはありません。
プレゼンの本来の意味とは、相手側に自社のより良い提案を、分かりやすく受け入れてもらうことです。
必要以上に自分を良く見せようとせずに、相手側の立場も考えながら、プレゼンすることが大切でしょう。
いいね!
この記事をシェアする
この記事を書いた人
すべらないキャリア編集部
「ヒトとITのチカラで働く全ての人を幸せにする」というミッションのもと、前向きに働く、一歩先を目指す、ビジネスパーソンの皆さんに役立つ情報を発信します。