ウェビナーのやり方って?注意点からおすすめツールまで大公開!

  • 2020.10.26

目次

目次を開く

ウェビナーとは、インターネット上で実施する講演会や研修、講義のことです。

新型コロナウイルスの影響で、ウェビナーを開催したり参加する機会が増えてくるでしょう。

今回は、ウェビナーのメリットやデメリット、開催時の注意点などを解説します。

ウェビナーとは

ウェビナーとはインターネット上で実施する講演会や研修、講義のことです。「ウェブ」と「セミナー」の2つの言葉を掛け合わせて作られました。

他には、オンラインセミナーやEランニングと呼ばれることもあります。

パソコンやスマートフォン、タブレットの普及やインターネット環境の整備が進んだことが要因で広がってきました。

さらに、2020年に発生した新型コロナウイルスがウェビナーの普及に拍車をかけています。

会場に向かわず参加者はどこからでも参加できるため、世界中をつなげることも可能です。

ウェビナーのメリット

ここからはウェビナーのメリットを開催者側と参加者側に分けてご紹介します。

それぞれについて詳しく解説していきます。

開催者側のメリット

まず、開催者側のメリットは以下の3点です。

    • 会場費や交通費が不要のため大幅なコストダウンができる
    • 参加人数が多すぎても少なすぎても問題ないことが多い
    • コンテンツをくり返し使いやすい

開催者側の最大のメリットは、開催するハードルの低さです。インターネット環境とパソコンの準備さえあれば会場費や交通費などは不要になります。

また参加者が多くて進行が難しい、参加者が少なくて盛り上がりに欠けるといった現地開催のデメリットがなくなるのも魅力の一つです。

さらに、参加者を世界中から呼べるので、魅力あるコンテンツを何度も配信すれば、コストを下げつつ、多くの利益を得ることができます。

参加者側のメリット

参加者側のメリットは以下の3点です。

    • どこからでも参加できる
    • 交通費や移動する時間などがかからない
    • 気軽に参加できる

参加者側の最大のメリットは、どこからでも参加できるところです。

東京や大阪で開催されるセミナーが多く、地方在住者にとっては参加しにくい現状がありますが、そこを克服できます。

また服装や年齢などを気にせずに済むので、参加しやすくなったと感じる人も多く、コロナ禍では、感染リスクを抑えられるのがメリットです。

ウェビナーのデメリット

続いてウェビナーのデメリットをご紹介します。こちらも開催者側と参加者側に分けてお伝えします。

それぞれについて詳しく解説していきます。

開催者側のデメリット

開催者側のデメリットは以下の3点です。

    • インターネット環境が整っていないといけないという不安が残る
    • 参加者の反応が分かりにくい
    • 当日の参加率が下がることがある

ウェビナーはインターネット環境に左右されやすく、何かしらの原因でインターネット回線が遅くなると進行が途絶えてしまいます。

また、会場開催型セミナーよりも質問しにくい雰囲気を感じる人も多いです。臨場感が弱く、何かを訴えるときに温度感がいまいち伝わらないことがあります。

さらに、実際に会わない、手軽に参加できるという特徴から当日欠席が増えてしまうこともデメリットの一つです。

主催者側のデメリット

主催者側のデメリットは以下の3点です。

    • インターネット環境が原因で聞き取りにくいことがある
    • 質問しにくい
    • 臨場感が弱い

ウェビナーではインターネット環境が原因で聞き取りにくい、質問のタイミングを逃してしまうといった場合があります。

そして、会場開催型セミナーよりも臨場感が弱いので、物足りなさを感じる場合もあります。

ウェビナー開催時に押さえておく2つのポイント

特に初めてのウェビナー開催時に陥りやすい注意点についてお知らせしていきます。

リアルタイム配信にするか録画配信にするか

リアルタイム配信は、あらかじめ決めた時間にリアルタイムで配信するというものです。

リアルタイム配信は、講演会や研修、講義に臨場感を持たせられるというメリットがあります。その場で適宜質問タイムを設けたり、必要であれば休憩タイムをはさんだり臨機応変に対応できるのが魅力です。

一方で、生中継ですので参加者側は自分の都合に合わせての視聴開始や早送り、一時停止などができません。参加者側にストレスを与える可能性もあるというわけです。

録画しておいた配信データを告知した日時に配信する、録画配信というタイプあります。
何度でも撮り直しができるので、一発本番ではなく用意周到にできるというのがメリットです。

録画配信の場合は、スライドや文字といった視覚効果の高い要素を適切に配置して編集しておくことが可能ですので分かりやすい内容になることが多いです。
あらかじめ配信内容の完成度を確認できるので、納得いく内容を届けられるのではないでしょうか。

録画配信は、配信期間中であればいつでもどこからでも参加可能ですので、参加者の融通が効くというのが魅力です。

ただし、開催者側は参加者の反応をリアルタイムで知ることができないので、進行しにくいということがあります。
コメント機能や別ツールを活用して、参加者の意見をくみ取る必要があるでしょう。

課題になりやすいポイントを押さえて満足度の高いウェビナーに

ウェビナーは、以下2点に気を付けて満足度の高い内容に仕上げましょう。

それぞれについて詳しく解説していきます。

配信トラブル

最大の課題は配信トラブルです。

本番になって急にインターネット環境が悪くなることも多いため、万が一トラブルが起こった際の対処法を検討しておきましょう。

アンケート回収

ウェビナー終了後にアンケートをとって、参加者の本音を漏れることなく拾い上げ、次回以降のイベントにつながるよう工夫していきましょう。

しかし、アンケートの回収率は平均して低いため、アンケート回収率を上げるため参加者側へ何かしらのメリットを提示することがあります。

例えば、アンケートに回答したら次回のウェビナーの参加費が割引されるなどが多いです。

企業のウェビナー活用事例

実際にウェビナーを活用した企業の事例をご紹介します。

それぞれについて詳しく説明していきます。

株式会社マイナビ

株式会社マイナビは150名規模の新卒採用セミナーでウェビナーを取り入れた事例があります。

実際の会場でおこないつつ同時に配信もおこなったため、全国からより多くの就活生を集めることができました。

シナジーマーケティング株式会社

マーケティング活動に強み持つシナジーマーケティング株式会社は、自社セミナーをウェビナーで実施しました。

マーケティングを事業としている企業が積極的にウェビナーに取り組むことで、毎回100人以上の参加者が自社のスキルやノウハウを宣伝できています。

ウェビナーツール選定の2つのポイント

ウェビナーツールを選ぶときに注目したいポイントを2つご紹介します。

それぞれについて詳しく解説していきます。

機能やサポートで選ぶ

ウェビナーには音声・ビデオ会議の他にもさまざまな機能があります。

    • 録画配信機能
    • 出欠確認機能
    • チャット機能
    • スケジュール調整機能
    • アンケート機能

多機能なウェビナーツールは料金が高いため、どの機能が必要なのか絞って考えましょう。

最初は少ない機能で、開催するにつれ必要な機能を足していく考え方がおすすめです。

開催規模から選ぶ

開催規模に合った接続可能人数を考慮しましょう。

接続可能人数が多いとより多くの拠点と接続するため、通信状況が悪くなることがあります。

一般的には、リアルタイム配信より録画配信のほうが大人数に対応できる傾向がありますが、ウェビナーツールによって差があるので必ずチェックしましょう。

有料か無料か

ウェビナー開催のハードルを下げるために、なるべく無料ツールを利用したいのではないでしょうか。
アカウントを作成するだけで無料で利用できるものがあります。

とはいえ、無料ツールですと制限があり、有料ツールは機能性に優れているものも多くあります。
目的や予算に合わせて有料ツールも適宜検討したいですね。そこで、有料プランがあるツールの中でどれがおすすめなのか特徴とともに次で詳しく紹介していきます。

おすすめウェビナーツール

最後に、おすすめのウェビナーツールを3つ紹介します。

こちらを参考にしてウェビナーツールを選定してみてください。

    Zoom

    • 知名度が高い
    • メールやカレンダーアプリと連携可
    • 操作性が高い

無料ビデオ会議といえば、zoomをイメージする人が多いでしょう。

抜群の知名度があり、MicrosoftツールやGoogleツールとも連携しているので非常に便利です。

    Cocripo

    • 接続が簡単
    • 高品質
    • 録画機能有り

Cocripoは、簡単で安定した接続が魅力のウェビナーツールです。

万が一接続が切れた場合でも自動再接続機能が備わっているため、ストレスなく解決してくれます。

    FreshVoice Webinar

    • アプリインストール不要
    • 日本語・英語に対応
    • 挙手機能がある

FreshVoice Webinarは、録画・録音機能や画面共有機能といった基本機能を備えているウェビナーツールです。

主催者と他の参加者との質疑応答の様子を閲覧できる挙手機能が好評で、使いやすいとの声が多くあります。

各サービスの比較

無料プラン 有料プラン 上限人数 画面共有
Zoom
時間・人数制限有
2000円/月〜 最大1,000人まで
Cocripo
(3人まで)
3万円/月~ 最大300人まで
FreshVoice Webinar 要問合わせ 要問合わせ 最大50人まで

この記事をシェアする

この記事を書いた人

すべらないキャリア編集部


「ヒトとITのチカラで働く全ての人を幸せにする」というミッションのもと、前向きに働く、一歩先を目指す、ビジネスパーソンの皆さんに役立つ情報を発信します。

この記事と同じカテゴリーの記事