面接で嘘をつくと将来どうなる?嘘と話を盛るの違いを理解しよう!

  • 2021.09.24

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面接で嘘をついてしまうと、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません!

転職するとき、誰しも「希望している会社で働きたい!希望している会社からの内定が欲しい!」と考えます。

そこで転職活動においてはどうしても内定欲しさに自分のことを少しでも良く見せようとしてしまうものです。

自分のことを少し良く見せて話を少し盛る程度ならまだしも、中には職務経歴書の内容や面接で話す内容を大きく盛ってしまった、もしくはやっていないことをやったと話してしまおうと思っている方も中にはいるのかもしれません。


結論から言いますと、嘘をついて内定を取るということは絶対にやめるべきです。

嘘の話で信頼や尊敬を勝ち取り内定を得ることができたとしても、入社後のキャリアはいいものにはなりません。

そればかりでなく、嘘をついて内定を取ることで面接の時についた嘘が後々に大きなトラブルに発展してしまい、場合によってはクビになってしまうことも。

最悪のケースとしては会社から訴訟を起こされるということもなきにしもあらずです。


「面接で嘘をついてまで内定を獲得した人の末路」について今回はリクルート時代から今に至るまで4000人もの転職者の支援をしてきた転職のエージェントとしての視点から紹介するとともに「”話を盛る”と”嘘”ことの違い」「面接における回答で気をつけるべきこと」などを紹介していきます。


「話を盛る」と「嘘をつく」の違いは?

まず「話を盛る」と「嘘をつく」の境界線は簡単なもので「その中身が事実か、そうではないか」ということです。

つまり、話の根本に真実があれば「話を盛る」ですが、その根本に真実が全くない場合は「嘘」となってしまうということです。


例として会社の上司から「仕事のやり方を新入社員に教える役目を頼まれた」というシチュエーションで考えてみましょう。

「単に仕事のやり方を新入社員に教えたということだけではインパクトが弱い」と考え、面接では「新入社員教育を上司から任されました」と伝えたとします。

この場合は新入社員教育と少し内容を誇張してはいるものの、上司から新入社員に仕事を教えて欲しいと頼まれたという事実はあるため、あながち嘘とも言い切れず「話を盛った」ということになります。

しかし、単に仕事のやり方を新入社員に教えたというだけではインパクトが弱いから「リーダーとして部下のマネジメントを任されています」と伝えた場合、これはれっきとした「嘘」になってしまいます。

リーダー経験がないことはもちろん、話に出てきた新入社員はこの人の部下として配下についているわけではないからです。

「話を盛る」ならまだしも、転職活動や面接において、話の根本に真実がないものや出来事を話す、もしくは伝えるということは嘘をつくことになってしまうので絶対にやめましょう。


転職面接で回答に気をつけるべき内容 その1:経歴詐称

経歴詐称というとどのようなことが考えられるでしょうか。

例えば、

    • 在籍していない企業の名前を挙げる
    • 本当は在籍していたにもかかわらずその事実を隠す
    • 学歴詐称(卒業大学の詐称、中退学を伝えない、大学と短大の詐称)

などが挙げられます。

「経歴詐称なんていけないことに決まっている、本当にやる人がいるのか?」と半ば信じられない気持ちもありますが、実は結構多いのです。

選考中や入社後にひょんなことから経歴詐称が発覚しているというケースは少なくありません。

選考の段階ではこれまでの保険加入履歴などを確認することが難しいため、嘘がバレずに運よく内定を取ることができるということもあり得ますが、いずれにしても書類などで調べ上げれば近い将来必ず経歴詐称をしていたということはバレてしまいます。

もしもバレた場合、せっかく得た内定が取り消しになる可能性が高いです。

運よく入社したとしてもその後懲戒免職となってしまう可能性は非常に高いでしょう。


「経歴詐称までいかない、一歩手前の”盛る”くらいなら大丈夫」と考えている方もいるのかもしれませんが、これも同様にNGです。


例えば

    • 出向中の企業に在籍していたことにする
    • 在籍年数を多く伝える

などです。

上の例に当てはめると「子会社から親会社に出向中だけど、親会社に在籍していたことにしよう」などです。

親会社にいたことは事実だとしても、席があるのはあくまで子会社であり親会社ではないので、このような「話を盛る」ということも厳禁です。

職務経歴に関しては最低限、抜け漏れ漏れなく、嘘や話を盛ることもなく事実を正確に伝えましょう。


経歴詐称をしてしまう人のパターン

経歴詐称をしてしまう人として多いのは

    • 転職回数が多い人
    • 短期間で転職した人

です。

転職が多くなってしまったことや、短期間で転職をしたという過去の事実について「カッコ悪い」「またすぐやめるのではないかと思われてしまう」とその事実を隠しごまかしてしまおう、という考えです。

転職回数や短期間での退職や転職をごまかすために、ある特定の会社に在籍していなかったことにするという手段が取られるのですが、結局は社会保険加入履歴などで辿っていけば簡単に会社の在籍履歴などが判明しますので、ごまかし続けることは不可能です。


転職面接で回答に気をつけるべき内容 その2:成果・実績

成果や実績について経歴詐称・嘘となってしまうケースは次の通りです。

    • 会社内での成績を良く伝える
    • 経験したことのない仕事や受賞歴を伝える

例えば、受賞したことがないにもかかわらず「会社内のMVPを獲得した経験あり」と伝えたり、自身の営業成績について「私はトップセールスを記録した」などと伝えるケースです。

これは、経歴の詐称ではないにしても「虚偽報告」であることには変わりありません。

虚偽報告をした場合も同じく、内定取り消しや懲戒免職になるリスクは十分にあります。


これは成果・実績の詐称になるの?!

例えば、あるプロジェクトのメンバーの一員としてアサインされたことについて、面接で「社運をかけたプロジェクトで、他のメンバーを引っ張りながら尽力、成功を収めることに貢献しました」と伝えたとします。

「リーダーになった」や「表彰された」などのように真実がないこととは言い切れないため、大きなトラブルになることはなさそうです。

しかし、転職先は、「社運をかけたプロジェクトで他のメンバーを引っ張るだけの人物」「社運をかけたプロジェクトで成功を収められるだけのキーマンとなる人物」と判断し、あなたの話した過去の実績を買って内定を出すと言っても過言ではありません。

すると、入社した時点で過去の実績を元にした高いノルマと期待値が高い状態からのスタートとなります。

にもかかわらず入社後に全く成果をあげられない状態となってしまうと「あの面接で話した内容は嘘ではないか?」「本当に前の会社で成果をあげられていたのか?」と怪しまれることになります。

入社した時点からの高いノルマに期待値、そしてそれを達成できないとなると社内の人から「できない人」「期待はずれ」として白い目で見られることになるのは想像できるでしょう。

自分としても自らハードルを上げた手前どうすることもできず辛い思いをすることになるため、成果や実績を持って話すのはやめるべきです。


転職面接で回答に気をつけるべき内容 その3:転職理由

転職活動において真っ先に聞かれる「転職理由」ですが、自分の本心のままストレートに転職理由として伝えることは気が引けますし、何よりマイナス評価が心配になるでしょう。ではこの転職理由について嘘をつくとどうなってしまうのでしょうか。


例として、現職に大きな不満があるがそれを伝えず「現職に不満はなく、やりがいを持っていました」と伝えるとします。

この場合転職理由の嘘が発覚したとしても業務を行う上では問題がないので「前職との波風を立てないための方便を使った」という考え方もできます。

とはいえ、現職での不満を伝えなかったために転職先でも同じ不満が溜まってしまい、結局すぐにやめるということも考えられます。

場合によっては言い方は重要ではありますが素直に転職理由を伝えたほうがいい場合もあるのです。

採用側も、採用前の段階で同様の不満が発生する可能性の有無をあらかじめ伝えてくれることがあるので、事前にミスマッチを防ぐことができることもあります。

人間ですから、仕事の進め方や仕事内容に対して不満を持っていたとしても何ら不思議なことではなく、伝え方さえ間違えなければネガティブな印象を持たれるということは考えにくいです。


転職理由が人間関係の場合は伝えない方が無難

先程まで言い方や伝え方を気をつけながら転職理由はある程度正直に話した方がいいというお話をしましたが、なかには転職理由として伝えないほうが無難なケースもあります。

それは「人間関係」です。

人間関係の不満を理由に転職することについて素直に転職理由として伝えるのは、自らの人間性を疑われることになりかねません。

「人付き合いが下手なのかな」「何か人間関係のトラブルでもあるのかな」などと捉えられ、人間性を疑われてしまう可能性があります。

仕事内容や仕事の進め方といった仕事面での不満をきっかけに転職を志したというのは理由として理解してもらえますが、人間関係については理解や共感を得にくいばかりでなく、あなた自身の人間性を疑われることになるので伝えない方がいいでしょう。

転職活動で回答に気をつけるべき内容 その4:仕事への姿勢

仕事を行う上で「姿勢」はどこの会社でも重要視されるため、転職活動においてしっかりと押さえておきたいポイントです。

「なぜその成果を出せていたのですか?」「仕事の際に気をつけていたことは?」など問われた際に、「何も考えていなかった」「偶然上手くいった」では理由や根拠とは言えませんしそのまま伝えるわけにはいかないというのは明白です。

「何も考えずに行動していた」にもかかわらず、例えば「KPIを設定して逆算した上で各プロセスの目標数値を具体化し日単位で管理、顧客の課題に合致した提案ができるようセグメントを分類し優先順位づけを徹底していた」などと話したら実際の行動とは異なるため厳密には嘘といえます。

しかし、話していること全てが嘘というわけではないのでアピールの一環として許容されるという考え方もできます。

これは人にもよりますが、もしもやると決めたなら徹底してやりきる覚悟が必要です。

仕事への姿勢の話の中で理由や根拠、詳細を尋ねられた時に咄嗟のアドリブが効かなかったり、言葉に詰まったりしてしまった場合そのまま自滅してお見送りになるというリスクもなきにしもあらずです。

もしそのような対策を取ると決めたのなら、寸分の隙がないよう徹底してやりきることをおすすめします。


まとめ

転職の場面における嘘と話を盛るの違いについては「話の根本の真実の有無」で決まるということでした。

例えば、経歴詐称、成績の過度な誇張などです。


また、転職の面接で嘘をついて内定を得た場合のリスクとしては

    • 懲戒解雇
    • 会社からの期待値や過去の実績とのギャップ

があげられます。

転職を考えている、面接をこれから受けようとしている方はこの内容を確認し自分の受け答えに問題がないかをしっかり確認してから本番に臨んでください。

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この記事を書いた人

末永 雄大Yuta Suenaga

アクシス株式会社 代表取締役
リクルートキャリア、サイバーエージェントを経て、2012年に同社を設立。 月間40万PVを誇る転職メディア「すべらない転職」やキャリアの有料パーソナルトレーニング「マジキャリ」を通じて20代のビジネスパーソンを中心にキャリア支援を行う。

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