私がブランクを経て大好きなエンジニアの仕事に再挑戦する理由

  • 2021.09.08

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株式会社ALiNKインターネット アプリエンジニア

田代 愛

AI TASHIRO

25歳で販売職から念願のAndroidアプリエンジニアにキャリアチェンジするも、出産をきっかけにエンジニアとしてのキャリアを諦めることを決意。
別企業で営業職としてのキャリアを選択する。
第2子出産後、子育てに慣れてきたタイミングで再びエンジニアとしてのキャリアを叶えるべく再挑戦。
2021年6月から株式会社ALiNKインターネットに入社し、エンジニアとしてのセカンドキャリアを邁進中。

6月にご入社されたばかりと伺いました!まずは現在のお仕事の内容を教えていただいてもいいですか?

アプリエンジニアとしてtenki.jpや関連アプリの保守・開発を進めています。

一緒に開発している方も、私がブランクがあることを理解して下さっていて、仕事にも会社にも少しずつ慣れていけるようにと色々丁寧に教えてくださるので、とても安心して仕事ができてます。

ほんとに入社してよかったなと!

とはいえ、エンジニアは特に技術の流れも早いと思うので、ブランクがある中でのキャッチアップはなかなか大変な部分もあるのでは?と思うのですが…

一度Androidエンジニアとしてのキャリアを自分の中で諦めてからは新しい技術とかを定期的にキャッチアップできてなかったので、結構大変ではあります。笑

でも、「こっちの世界にもう一度戻るんだ!」って決断したので、そこからはもう必死で勉強して。笑

ご家庭もあると思うのでかなりお忙しいと思うんですが、キャッチアップの時間はどうやって捻出されてるんですか?

子供を寝かしつけた後の1〜2時間は自分の好きな時間として使っていて。
主人もそれを理解してくれているので、その時間に「これやってよ」みたいなことは絶対言ってこないんです。

その時間をうまく活用して、技術本買って読んだりする時間にしてますね。

ご主人の理解があってこそですね!素敵です!

エンジニアの仕事に出会ったきっかけ

ALiNKインターネットさんにご入社される前のキャリアについてお伺いしてもいいですか?

高校を卒業してからはずっと販売職の仕事をしてました。

販売の仕事が大好きで、楽しくやってたんですけど、25歳の時に主人から何気なく「Androidのアプリって個人でも作れるらしいよ」って聞いて。

もともとゲームが大好きで、ゲーム開発の仕事に憧れがあったものの、自分にはできるはずないって思ったり、今更キャリアチェンジなんて遅いんじゃないかなって正直思ってたんですけど。

主人の「やってみたら?」の何気ない一言があって、軽い気持ちで試しにやってみようと思ったのがエンジニアになるきっかけになりました。

ご主人の一言がなかったら、エンジニアという仕事に出会ってなかったのかも…と思うと、とても大きなきっかけですね!

「作れるはずない、なれるはずない」って思ってるところから、自分だけで一歩踏み出すのは難しかったと思うので。

「できるかもしれないよ」と背中を押してもらえたからこそ、ちょっとやってみるかという気持ちになれた部分はありましたね。

いきなり転職活動をされたんですか…?

自宅にオンラインゲームをやるためだけにあったパソコンがあったので。笑
まずは、自分なりに動くものを作ってみようと。

当時は書籍もですが、インターネット上にもまだそこまで情報なかったので、手探りでなんとかという感じでしたが。
自力でなんとか動くものが作れたので「もしかしたら仕事にできるかも!」と思うようになりましたね。

そのあと職業訓練校でアプリエンジニアの勉強を1年間して、1社目の会社に就職しました。

もともとどこかでキャリアチェンジしたいなという思いは持たれていた?

そうですね。
人と話すのが好きだし、いろんなお客さんと会って自分も刺激を受けたりと販売の仕事自体はとても大好きではあったんですが、自分はやっぱりゲームが好きで、そういうものを作れる人たちに憧れや嫉妬みたいなものもあって。

仕事は楽しいけれど、常になんだかモヤモヤしている感覚はありました。

仕事で苦労したこと

実際の実務の中での経験談をお伺いしたいのですが、いざエンジニアになってこれまで一番ぶっちゃけ一番大変だったな。と思うのはどんなことですか?

1社目に入社した会社では、Androidエンジニアが全然いない状態で。
自分もエンジニアとして未経験の中、教えてくれる人が全然いない状態で仕事が始まったので、その当時はほんとにがむしゃらでしたね。笑

当時はスマートフォンが出てきたばかりですし、エンジニアの中でもAndroidアプリの領域に詳しいエンジニアがまだいない、という状態ですよね…

頼れるものは、本とネットにある情報ぐらいしかなかったので、手探り状態でした。

なんとか開発しないと、リリースできないし…っていうので、ほんとに必死で。
その時のコードは正直あんまり見たくないですね。笑
ひどいものが書かれてそうなので。笑

うちのエンジニアも半年前に自分が書いたコードをみて「これ、誰が書いたの?!」って言ってるの聞いたことあります。笑

もともとWebでリリースされてるサービスのスマホアプリ版を作るというお仕事だったんですけど。

開発も1人でやっていて、会社自体にもアプリを作る知識がない状態だったので、周りから無理難題を言われながらも、一人で黙々と開発していた感じでしたね。
当時はほんとにがむしゃらでした。

田代さんにとってのエンジニアという仕事

エンジニアとして2社ご経験されたあと、一度エンジニアのキャリアを諦めて今に至る、ということなんですが、きっかけはどんなことだったんでしょうか…?

きっかけは1人目の子供が生まれたことです。33歳の時でした。

やっぱり人手不足の業界ですから、どうしても残業とかもあり。
その時主人も同じ業界で働いていたので、育休から復帰したてという事もあり、2人ともすごく忙しい毎日を過ごしていて。

1人目の子育てだったこともあり、何もわからず毎日バタバタしていて、ちょっと産後うつみたいな感じにもなってしまうこともあり。

このままだと家族が破綻してしまうかもという危機感から、仕事と育児を両立するのは難しいんじゃないかと思い一度、エンジニアとしてのキャリアを諦めることを決断しました。

なりたかった職業だったと思うので、かなり葛藤も大きかったのではないですか…?

その時はいっぱいいっぱいで、自分のキャリアを優先しようということは考えらえれなくて。

どうにかこの家庭をなんとかしないといけない気持ちが一番強かったので、職種は全然違いますが、育児との両立が可能な仕事に転職しようと、結構スパッと決断しましたね。

未来のことよりも、「今」をよくしなきゃっていう気持ちが強くて。

その後、再びエンジニアにチャレンジしようというのも何かきっかけがあったんですか?

最近になってちょっと子育てに慣れてきて、落ち着いてきた時に、やっと未来のことを考え始めるようになって。

その時に、エンジニアという仕事がやっぱりやりたいなという気持ちと、そのタイミングで主人も転職して子育てに参加できる体制になったので、あたらめて挑戦してみたい!と考えるようになりました。

田代さんのエンジニアという仕事への想いの強さが伝わります!

仕事ももちろん好きなんですけど、人生のすごく大きな転機になったきっかけでもあるので、思い入れの強い仕事ですね。

それから、私は自分の父のことをすごく尊敬しているんです。

父はなんでも自分で作る人で。趣味の釣りのルアーも自分で木を削るところからやる、みたいな人なんです。笑

なんでも自分で作れるってすごくかっこいいなと思っていて、ものを作ることへの憧れは幼いころから持っていたので、そういったこともエンジニア・開発の仕事に憧れていた1つの理由ですね。

私自身も手芸が趣味で、やっぱりものを作ることがもともと好きでしたし。

ALiNKさんで、再びエンジニアとしてのセカンドキャリアを歩むことになって、思いもひとしおですね!

今は「今後もずっとエンジニアとして活躍する」という決意が固まったので、開発の腕を上げることに集中して、「ママすごいね!」と家族に言ってもらえる存在になれるよう頑張りたいと思っています!

弊社のメンバーは子育てをする人にすごく理解があって。

先日初めて子供が熱出して当日おやすみをいただいたんですけど、やっぱり仕事のことも気になるから、合間にチャットの返信をしたりとかしちゃったんですけど…

「お休みなんだから絶対だめだよ!子供優先で!」って言っていただけたんです。

これまでの会社だと、お休みの日でも連絡きて対応しなきゃいけないこともあったので、素直にこんな環境があるのかと。
とても嬉しかったですね。

自分からは言いづらいですし。周りがそれでいいんだよって言ってくれるのは、心が軽くなりますね。

やっぱり早退だったりお休みをとるのは、なかなか心苦しいっていう方も多いですからね。

すごくいい環境でお仕事をさせていただいてますし、周りにすごく助けられてるなと。
入社2ヶ月でものすごく実感しています。

家族という存在があるからこそ仕事により張り合いが生まれた

いち女性として伺いたいのですが、これから結婚や出産を考えている女性に対してのアドバイスってありますか?

私は、その時々でいろんなきっかけやタイミングがあってキャリアチェンジしてきたけれど、今こうやって楽しく仕事して生活できていて。
キャリアは、何歳からでも思いやきっかけがあれば自分で切り開いていけるものなんじゃないかなって自分自身が体験したので、そう伝えたいです。

あと、どんな家庭にしたいのか、どんな自分になりたいのか些細なことでもパートナーや家族と共有するのもとても大切なことだと感じています。
主人にやっぱりエンジニアの仕事に再挑戦したいと打ち明けることができたのも、それを受け入れてもらえたのも、お互いのやりたいことを普段から話し合っていたからだと思います。

お子さんが生まれたタイミングで、家庭に専念していく道もあったと思うのですが、お仕事を続けていらっしゃって。
田代さんの中で仕事があってよかったなと思う瞬間はありますか?

自分自身は、自分が頑張ってるなって思うことがたくさんあるほうが充実した気持ちになれるタイプです。

満足感や達成感が得られて気持ちが充実するから、仕事があってよかったなって思えてます。

あとは、家庭から離れて違う自分になることで気持ちがリフレッシュされてるというか、切り替えられてるところもあるかもしれないですね。

最後に、田代さんにとっての「幸せ」ってなんですか?

私にとっての幸せはやっぱり家族がみんなで笑顔で毎日暮らせること。
もうそれだけです。

そのために自分も仕事を頑張ってるし、頑張れてるところがありますね。

独身の時はどこか人生に責任を感じてなかったところがあって。
仕事もいつでもやめられるし、投げ出したい時は投げ出せばいいやっていうのが正直あったんですけど。

今は守らなきゃいけない人がいるので自分にも責任を強く感じてます。
その責任が重圧っていうより心地よくて、責任を果たせば家族が毎日幸せに過ごしていけるので、より仕事にも前向きに邁進できてます!

自分のために仕事を頑張ることもステキだけど、大切な存在があると仕事にもより意味・意義を見出せるし、張り合いを持てるのかなと感じました!

    株式会社ALiNKインターネットについて

    A-Linkインターネット田代さん

    今回取材させていただいた株式会社ALiNKインターネットさんは、日本最大級の天気予報専門メディア『tenki.jp』を運営する、東証マザーズ新規上場企業です。

    年間約48億PVというインパクトの大きなサービスに携われる点や、社員の多くが30代で、アットホームで落ち着いた社風が魅力的。
    ◆新しい仲間を積極的に採用中


    採用情報はこちら → https://www.alink.ne.jp/recruit/

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