初めての転職で失敗したくない!内定獲得率が上がるヒミツを大公開!

  • 2021.06.01

すべらない転職

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初めての転職で最初にすべき7つのこと

初めての転職だと何をするべきなのか分からないと思うので、転職のプロである筆者が「まず最初にするべきこと」を7つにまとめてみました。

    1. 自己分析をおこなう
    2. 業界・企業・仕事内容について研究する
    3. 希望する転職先について整理する
    4. 転職エージェント・転職サイトに登録する
    5. 履歴書・職務経歴書を作成する
    6. SPIなどの筆記試験対策をおこなう
    7. 面接対策や面接慣れをしておく

下記で、ステップごとに具体的にどのようなことをすれば良いのか、詳しく説明していきます。

1.自己分析をおこなう

まず最初に、自分自身の今までの経歴・経験・スキルを振り返り、整理しておくことが大切です。

自分には何ができるのか、どんな強みがあるのかを把握できます。自己分析の結果は、職務経歴書や面接でも必要になってきます。

また、初歩的なことですが、どの求人を選ぶのかにも影響するので、自己分析はしっかりとおこなうようにしましょう。

2.業界・企業・仕事内容について研究する

自己分析ができたら、次は自分が希望する転職先、求人についてより深く調べましょう

受け身の姿勢で面接に参加しても、面接官にその姿勢が伝わってしまいます。その結果「入社する可能性のある会社について、よく知りもせず、面接の臨む行き当たりばったりで無責任な人」「しっかりと事前準備のできない人」という印象を持たれてしまう可能性があります。

このような理由で、お見送りにされてしまうケースは実は多いです。

転職先として考えている企業は、忙しさを言い訳にせず、きちんとホームページを読み込むようにしましょう。また、業界サイトや書籍などからも情報収集して、どんな仕事をするのかについて理解を深めておくのも良い方法です。

3.希望する転職先について整理する

将来に対して、色々と選択肢があると思いますが、具体的にどういった業界・企業・職種を希望するのかについて整理するようにしましょう。

中には業界・企業・職種に対して、こだわりがない人もいると思います。

その場合は、抽象的でも良いので、自分が何にこだわるのか言葉にしておくと良いでしょう。

そう言われてもよく分からないと思います。どのようにこだわりを言葉にしたら良いのか、例を紹介しておきます。

    • 前職では、商材がシンプル過ぎて、提案の幅が狭い商品であったため、より自分の提案の幅を広げられる商材を扱える営業職をやっていきたい。
    • 社風については、保守的で、年齢層が高いよりも、若い人がチャレンジできる風土・環境を希望したい。
    • 顧客の役に立っていると実感できるサービスや商材を扱いたい。
    • 現職では、新規顧客の開拓ばかりが中心であったため、今後は既存で取引額の大きい顧客に対して、提案をしてみたい

4.転職エージェント・転職サイトに登録する

自己分析をもとに、自分が希望する転職先や求人が考えられたのなら、転職エージェントや転職サイトに登録してみましょう。

ただ求人を見るだけなら、リクナビNEXTや@type女性の転職などの転職サイトがおすすめです。

自己分析からサポートして欲しい人は、転職エージェントへ登録しましょう。転職エージェントでは自己分析はもちろんのこと、転職者の強みや希望に合わせた求人の提案をしてくれます。

スケジュールの管理、履歴書・職務経歴書の添削など、転職に関わることをサポートしてくれるので、非常に心強い相棒になってくれます。

5.履歴書・職務経歴書を作成する

転職で必ず必要となるのが、履歴書と職務経歴書です。

自分のことをアピールする書類になるので、しっかりと作成する必要があります。

ただ、新卒の頃の就活と同じように作成してしまうと、お見送りになってしまう可能性があります。

6.SPIなどの筆記試験対策をおこなう

SPIなどの筆記試験は、大手企業の選考で必須となることが多いです。

筆記試験で足切りをする大手企業も多く、面接に進む前に、あっさりSPIでお見送りになってしまうケースもあります。

ほとんどがリクルート社のSPIを使っており、Webブラウザ上もしくは直接マークシートへの記入形式で受験します。

問題は中学生レベルの内容ですが、回答形式が特殊で、短時間で回答する必要があります。その対策として、事前に問題集を1冊ほど購入しておくと安心です。

7.面接対策や面接慣れをしておく

中途採用の面接は、基本的には2回〜3回と新卒よりも回数が少ないケースが多いです。

面接官は人事よりも現場のマネージャーが担当しているケースが多いですね。

中途採用では即戦力として活躍できるのかが判断されるため、就活の面接と比較しても難易度が高いです。

しかし、中には就活と同じ感覚で臨んだり、現職の忙しさから面接対策が不十分な人がいます。

その結果、面接官が求めている回答とズレたことを言ってしまったりして、お見送りになってしまうケースが後を絶ちません。

面接官が何を知りたいのか事前に把握し、しっかりと面接対策をするのが内定を獲得するためには何よりも大切です。

ただ、働きながらの面接対策は大変です。そこでおすすめなのが、転職エージェントを頼ることです。転職エージェントは今までたくさんの面接対策をおこなっているので、どのように回答すれば良いのか適切にアドバイスしてくれるため、知人・友人に頼むよりも面接通過率を高めることができます。

初めての転職で多い失敗あるある事例

初めて転職をする上で、失敗あるあるや注意点についても説明しておきます。

現役の転職エージェントとして、数多くの転職者をサポートしてきて、多いなと思った失敗をいくつか紹介します。

    • 会社選びの失敗を活かさない
    • 物理的に無理な求人ばかり受けてしまう
    • 退職してからの転職活動で離職期間が長くなってしまった
    • たくさんの求人にエントリーしてしまい…
    • 求人を厳選しすぎて失敗…

それぞれについて、以下で説明していきますね。

会社選びの失敗を活かさない

前職・現職での会社選びの失敗経験を活かさず、また同じような会社選びをしてしまう人が多いです。

転職を考えているということは、前職・現職での会社選びが一定レベルで失敗してしまっているのですよね。

会社選びに失敗していない!と思っていても、何らかの不満や課題がなければ転職しようと思わないですよね。その会社で、将来を見据えて働いていけば良いのですから。

それにも関わらず、会社選びの失敗自体を認めなかったり、上司や会社、外部環境のせいにして、前職・現職での会社選びの反省点を明確にしないまま、転職先を探してしまうとまた同じ失敗を繰り返してしまう可能性が高いです。

仕事に対するやりがいなど、会社を変えれば問題が解決するわけではないです。何が失敗だったのか、そのミスマッチをしっかりと自責のスタンスで分析し、ミスマッチの要因を解消・改善できるようにすれば、会社選びで失敗しなくなります。

物理的に無理な求人ばかり受けてしまう

中途採用は新卒の就活と異なり、即戦力となるスキルや経験、実績が求められます。ただ、初めての転職だと新卒の就活と同じ感覚で、どの求人にも応募でき、入社できると勘違いしてしまう人が多いです。

中途採用では、何らかの関連した業務経験をしていないと、実質求人の応募すらできないことが多いです。そのことを知らずに、物理的に自分が選考対象にならない求人を大量に受け続け、内定を獲得できない!と嘆いている転職者から相談を受けることがよくあります。

一生応募できないというわけではなく、まずはその求人に関連した経験を積まなければ、希望の仕事に近くことができないのです。

転職では一足飛びに期待し過ぎず、経験を積むつもりで、広い視野で今の自分のできること、求められる求人も検討してみましょう。

退職してからの転職活動で離職期間が長くなってしまった

転職なんて楽勝!と転職を甘く見すぎてしまい、先に退職して休息や海外旅行、短期留学などをしてから、転職活動を開始する人がいます。

どのような行動を取るかは、個人の自由なので問題はないのですが、離職期間が長すぎてしまい後悔してしまう人がたまにいますね。

リフレッシュして、いざ転職活動をしてみると、なかなか内定をもらえないことがあります。それで焦ってしまい、結果として希望ではない会社を選ばざる得ない状況に追い込まれたケースも見かけます。

金銭的にも気持ち的にも余裕を持つ意味で、退職はせずに、働きながら転職活動をしたほうが良いです。

たくさんの求人にエントリーしてしまい…

大手転職エージェントに登録して、微妙なキャリアアドバイザーに当たってしまった場合、大量に求人紹介を受けて、言われるがままに大量に求人に応募してしまう人がいます。

結果として、15社など大量の面接を受けることになり、生活や仕事に支障が出てしまう…なんてことも。

中には選考が進んだ会社に興味が持てず、ただ面接を受けているだけなので、すぐにお見送りになってしまい、時間だけがかかってしまった…という人も多いので注意が必要です。

求人には何でもエントリーするのではなく、しっかりと選んでから応募するようにしましょう。

求人を厳選しすぎて失敗…

逆に求人を厳選しすぎてしまう人も失敗してしまいがちです。

求人を絞り込んでエントリーするのは悪いことではないのですが、絞り込み具合が過度だと、面接慣れができずに選考でお見送りになってしまうことがあります。

仮に内定を得ても、思っていた以上にすぐに回答期限を仕切られてしまい、納得感がないので、意思決定ができずに内定辞退…なんてことも。厳選や選考を受けるのに時間だけがかかってしまったというケースはよくありますね。

そうならないためにも、自分の転職軸を明確にし、それにあった求人を選ぶようにしましょう。絞り込むときは、常に5社前後の選択肢を用意しておくと良いです。

初めての転職を成功させるためには

初めての転職を成功させるためには、転職エージェントを上手く利用するようにしましょう。

転職エージェントを活用することで、自分に合っている業界や企業を「転職のプロの立場から」「客観的に」判断してもらうことが可能です。

その結果、転職後「こんなはずじゃなかったのに…」というミスマッチを防げるだけでなく、物理的に無理な求人ばかり受けてしまい、内定がもらえないという事態を防ぐことができます。

さらに、現職の状況も考慮しつつ、選考の進んでいる企業が同じぐらいのタイミングで内定が出るように、企業との面接日程の調整を代行してくれるので「仕事と転職活動を両立できるのかな…」と不安に思っている転職者にもおすすめです。

書類選考対策や面接対策など「自分だけでやるのは不安…」といった部分も、転職のプロが1対1でサポートしてくれるので、安心して転職活動を進めることができます。

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この記事を書いた人

末永 雄大Yuta Suenaga

アクシス株式会社 代表取締役
リクルートキャリア、サイバーエージェントを経て、2012年に同社を設立。 月間40万PVを誇る転職メディア「すべらない転職」やキャリアの有料パーソナルトレーニング「マジキャリ」を通じて20代のビジネスパーソンを中心にキャリア支援を行う。

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