目次
ビジネスパーソンにとって読書は大切なものであり、切っても切れない関係にあります。
読書をするということは勉強を続けることであり、未経験分野に対応するためやビジネスの成功に結びつけるという意味でも必要な行為と言えます。
今日は、「キャリアを考える上でおすすめの本」を紹介します。
「7つの習慣」
7つの習慣はメディアで取り上げられたり、ビジネス系YouTuberも紹介しているため知っている人が多いと思います。
「またこの本か」と思う方もいるかもしれませんが、これほどまで多くの人が推薦しているということはあなたにもきっと役に立つはずです。
この本は40カ国以上の言語に翻訳され全世界で2,000万部を超えるベストセラーになっているこれまで多くのビジネスマンを支え導いてきた本です。
まさにビジネスの書の登竜門と言えるでしょう。
7つの習慣で紹介している考え方「インサイド・アウト」
7つの習慣で紹介している考え方の1つに「インサイド・アウト」という考え方があります。
「あなたを真の成功と幸福に導くのは優れた人格を持つことであり、自分自身の内面から外に働きかけることである」、つまり、今ある不満などを変えたいと思うのならば、外の環境などを変えようとするのではなく、自分の内面を変えていく必要があるということです。
この考え方はキャリアや転職についてもあてはめて考えることができます。
現状に不満を感じた際に転職という手段で外の環境だけを変えて解決しようとする人がいますが、これでは本質的な解決とは言えません。
本質的な解決としては結局のところ自分自身と向き合い内面を変えていく方法が近道であり、もしもそれでもダメで転職の必要があるという結論になった時のみ転職して環境を変えるのです。
第一章「主体性を発揮する」は人生を大きく変えうる考え方
「主体性を発揮する」つまり同じ出来事や状況に対して、人間は反応や解釈を選ぶ権利があるという意味があります。
簡単に言えば「ある出来事が起こり、それに対して不機嫌になることも感謝することも結局のところ自分で選択している」ということです。
反応の仕方について自分の思うがまま、周りの状況などに左右され、振り回されることなく自分で自主的にコントロールし、率先的に状況を改善する行動を起こすことが大切と言えます。
この考え方が身に付くと、合理的・建設的に物事を捉えて判断し行動できるようになります。
中でも「関心の輪と影響の輪」は非常に有名な話です。
自分がコントロールできない、どうしようもない問題に一度囚われてしまうとそこから身動きがとれなくなりしんどい思いをするだけです。
自分がコントロールできる領域、つまりは影響の輪にフォーカスしようという視点をもつことで今抱えている悩みも解決するでしょう。
「史上最強の人生戦略マニュアル」
この本は「問題がひとりでに解決することは、絶対にない」という真実にのっとり、問題を解決に導く戦略の立て方を10の法則として教えてくれます。
私達に降り掛かってくる様々な問題は不当なことも理不尽なことも、どのように対処するかは自分たちの責任であるという考え方からきています。
自分が求めているものを知り、要求することによってチャンスを掴む
現状や結果に満足していないとしたら、それを嘆くだけでは何も変わらない、「こうしたい」という望む結果に相関性の高い原因を自ら作り出していく必要があるといえるでしょう。
これはキャリアに大きな影響を与える考え方の1つです。
普段意識していないかもしれませんが、周りにはチャンスが溢れています。
しかし自分が今何を求めているのかということについて自分自身で正しく認識できていないと、目の前のチャンスに気づくことができずに、貴重なチャンスをみすみす素通りしてしまうということになります。
「これをしたらこうなる」という原因と結果の法則に近いものがあるでしょう。
合理的な視点で考えるとすると「得たい結果のためにはどんな原因が必要か」ということです。
もし不満があるとしてもその原因やそれまでの行動、結果に至る過程を選んできたのはまぎれもない自分自身であるという当たり前のことに気づくと、現状を嘆くこともなくなり、「ではどうしたらいいのか?」と前向きに行動することができるようになります。
「道は開ける」
「道は開ける」は、世界的に有名な偉人が人生で挫折をしていた時にどのような考え方をして、物事を捉えて事態を良い方向に導いてきたか、そして悩むことをやめたのかということについて沢山の事例を交え、子供にもわかりやすい表現で書かれているのです。
なにかに挫折している、今苦しい思いをしているという人こそ、この本を読むことで視界が一気に明るくなり、前向きに頑張ろうという気力がわいてきます。
実は僕自身もこの本に大きな影響を受けたうちの一人です。
大学時代、自己嫌悪に陥ってしまい、もう自分の人生は終わった、もうだめだ、と絶望してしまった時期がありまして、その際友人に進められて読んだのがこの「道は開ける」でした。
徹夜で読破し、目からウロコが落ちたような感覚で、人生を前向きに捉えなおせた瞬間でした。
ぜひ一度読んでいただいたい1冊です。
まとめ
キャリアに役立つおすすめの本
- 7つの習慣
- 史上最強の人生戦略マニュアル
- 道は開ける
本を読むことだけでは現状は変わりませんが、現状を変えるヒントにはなるでしょう。
読んで、内容を自分の中で取り入れて行動に移してこそ読書に価値はあります。
どうしても辛いと思うことや困難があった場合1人で抱え込まず周りを見てみてください。
ヒントは案外近くにあるはずです。
いいね!
この記事をシェアする

この記事を書いた人
末永 雄大Yuta Suenaga
リクルートキャリア、サイバーエージェントを経て、2012年に同社を設立。 月間40万PVを誇る転職メディア「すべらない転職」やキャリアの有料パーソナルトレーニング「マジキャリ」を通じて20代のビジネスパーソンを中心にキャリア支援を行う。