仕事を辞めたいと思ったら?転職で解決できるって本当?!

  • 2021.09.24

目次

目次を開く

仕事がツラい・やめたい。転職で解決できる?

「今の仕事がツラすぎるから辞めたい」「今の職場から離れたい」

働いていれば誰しも一度はこのように考えたことがあるのではないでしょうか。

人間も会社も完璧ではないのでほとんどの人が今いる会社や働き方に関して何かしらの不満を持っているものです。

「毎日上司に怒られるのが辛い」「仕事がつまらない」「仕事の成果が出せない」「やりたいことがやれない」など人によってその悩みは十人十色であり、挙げていったらキリがありません。

そのような不満から「転職して新しいチャレンジややりたいことをやりたい!自分を変えたい」という考えや選択肢が真っ先に頭に浮かんだのではないでしょうか。

しかし、一度考えていただきたいのが「持っている不満や悩みは転職で解決できるものなのか」「転職以外の他の解決方法はないのか」ということです。


本当に転職は不満解決の手段?

    • 「今の」仕事に不満がある
    • 「今の」会社では悩みが尽きない

と考えている人の中で、転職を考える前に立ち止まって解決方法や転職以外の方法を自分の中で考えたことある人は実は少ないのではないでしょうか。


人間や会社は完全ではないので、どの会社に行ったとしても何かしらの悩みは必ず起こりますし、最悪、今以上の悩みが生まれることもあります。

その度に転職して、また悩みにぶつかって転職して・・・ではキリがありません。

転職をしたからもう何も悩まなくて済むということはまずあり得ないといっても過言ではないでしょう。


つまり、転職は悩みのない社会人生活のスタートでも、不満解決のための手段でもないのです。

もしも、今の会社で悩みを解決できる方法を見つければ問題を根本から解決することができ、今後同じ悩みに苦しむということは減るでしょう。

自分にはどうしようもないと悩んでいたことが、あなたが解決しようと一歩踏み出して行動するだけで意外と解決できるということもあります。


仕事を辞めたい人に多い悩み その1:自分のやりたいことができない

「やりたいことができないから、やらせてくれないから転職しよう」この言葉だけ聞くと真っ当な転職理由に聞こえなくもないですが、本当にそうでしょうか。

いち社員として働くあなたの立場から見たら当然の主張だと考えるでしょうが、これが会社の社長や経営者といったトップに立つ人間の立場だとしても同じことが言えるのでしょうか。

まず経営者の立場として「雇う側」というのが大前提です。

雇う側としては、きちんと利益を出した上で社員に給与も支払う義務があります。

そして社員の立場としては「雇われる側」として、会社のために組織の一員として給与以上の働きをするよう尽力しなければなりません。

つまり会社にいる以上「マーケティングをやりたいから部署移動を希望」「自分で事業を作りたい」などいち社員の視点から見る希望や要望について、全てを個人のやりたいようにやるということは現実的に難しいといえます。

これはどれだけ風通しが良くても、社員のチャレンジを推奨している会社でも「会社」である以上、いち社員の思いつきで自由に好きに仕事をやらせてくれるところは存在しないのです。


どうしても譲れないやりたいことがある時は?

それでもなお、譲れないやりたいことがあるといった場合はどうすればいいでしょうか。

まず1つ目は、やりたいことを実現して仕事とするために「自分が経営者になる」という方法です。

メリットとしては経営者であるあなたに誰も反対しないため自分のやりたいことが初めからできてしまうということです。

しかしその一方リスクもあり、万が一何かがあったとしても守られることはないので、全責任は経営者である自分が負うことになります。

つまりかなりハイリスクだと言えるでしょう。


2つ目は「今いる会社でいい評価をされる」です。

会社の中で「仕事ができる人」「成果を必ず出せる人」といい評価をされることで「これまで仕事できちんと成果を出してきたこの人が提案することなら事業がうまくいく可能性も大きいだろう」と積み重ねてきた信頼から会社に好印象を与えることができ、その信頼や好印象を持ってやりたいことが実現できる可能性がぐっと高まるでしょう。


やりたいことをアピールしているのにやらせてくれない時は?

会社に対してしっかりと自分のやりたいことを伝えてきた、アピールしてきたにもかかわらず会社がやらせてくれないということもあります。

この際にやるべきこととしては「自分のやりたいことの言語化」です。

そもそも自分のやりたいことは何か曖昧な部分を言語化し自分の中で「本当にやりたいことか」「転職によってできるようになるのか」を確認することが大切といえます。


仕事を辞めたい人に多い悩み その2:上司や同僚との人間関係

性格も考え方も仕事のやり方も十人十色です。

もちろん気が合う人もいますが、どうしても気が合わない、上手く付き合うことができないという人も中にはいますよね。

職場の人間関係は自分ではなく相手に問題があることも多く、理不尽な人やどうしても苦手な人も中にはいます。

しかしながら、働いている以上、学校のように好きな人とだけ付き合っていくわけにはいかないのです。

苦手な人との付き合いが嫌になるたびに避けて転職をしていては自分自身のキャリアを荒らすことになってしまいます。

解決手段としては「相手に対する見方を変える」があります。

人間関係に悩んで転職を考える前に、相手の意図や背景を想像してみることで人間関係の悩みが解決されるばかりでなく、今後のモチベーションの向上につながることもあります。


例えば、あれこれと注意をする先輩がいるとします。

あなたの立場で見ると「言われたくないことを言う、注意ばかりする嫌な先輩」という見方になりますが、先輩の立場からしたらあなたのことを考えてこれからさらに成長できるようにとあえて言い難いことを言っているという可能性もあります。

マネージャーや教育担当という「仕事上の役割」に徹しているからこそ仕事として厳しいことを言っているだけであってあなた個人と気が合わないのではないことも考えられます。

目の前の与えられた仕事をこなすことが精一杯でその背景というものを見ることが難しく、新人、若手の頃はマネジメントする側の視点で物事をみることがなかなかできないため、上司の指摘や注意に対して理解や納得が及ばずイライラしてしまうということもあります。


しかしそれでもどうしても合わない、顔を合わせるだけで精神的ストレスがあったり社長に相談しても解決できないという場合などは転職することも視野に入れましょう。


仕事を辞めたい人に多い悩み その3:今の仕事が自分に向いていない

「仕事にやりがいがない、成果を出せずにつまらない、自分にこの仕事は向いていない」と感じて悩む人は多いでしょう。

まず仕事に対するやりがいというものは自然と湧き上がってくるものではありません。

やりがいや楽しさは仕事の成果が出て初めて感じるものです。

そのため、若手のうちで失敗やミスの連発で成果もうまく出せない、仕事に対するやりがいを感じられたいというのも至極当然のことです。

若手のうちはどっしりと構えて「すぐに成果が出ないのが当たり前」「うまくいかなくて当たり前」くらいの気持ちで仕事するくらいがいいでしょう。

しかし、経験やスキルが足りない状態で、自分1人の力で何とかして成果を出そうと思っても空回りしてしまうこともあるので、先輩や上司に早めに相談して少しでも早く成果を出せるようサポートしてもらうことをおすすめします。

仕事を3―5年継続してある程度中堅社員になっている、成果もそこそこ出しているにもかかわらず自分にはこの仕事が向いていないと感じるようであれば、自分の向いていないと思う理由を言葉にした上で、より適性のある職種へのキャリアチェンジも考えてみるのもいいかもしれません。


先輩や上司になかなか相談できない時は?

先輩や上司のサポートで少しでも早く成果が出せるよう頼ると良いとお伝えしましたが、若手の立場で先輩や上司にお願い事をすることはなかなか勇気がいることですよね。

先輩や上司が仕事で忙しそうにしていたらなおさら、基本的なことなんて聞けないと質問を躊躇ってしまうでしょう。

しかし、先輩や上司にとってあなたからの質問やお願いは邪魔なものではなく、むしろどんどんしてほしいと考えている場合が多くあります。

先輩や上司は口に出さなくても、あなたに早く一人前の戦力として働いてほしい思いから、自分のこれまでの仕事のノウハウや知識を教えることを苦としない、時間を惜しまないという考えを持っている人が多いものです。

むしろ自分の方から相談しないことには先輩や上司はどこまで理解できているか、今何に困っているかもわからず、その結果放置されてしまうという状態にもなり得るのです。

つまり、わからないことがあったときは自分から積極的に先輩や上司とコミュニケーションを取るようにしましょう。

まとめ

転職をすれば一時的に悩みからなどに解放されるかもしれませんが、次の職場でも同じ悩みを抱えることはないとは言い切れません。

根本的な悩みを解決することなく「転職先ではこんなはずではなかった」と転職を後悔してしまう方も多くいます。

転職する前にもう一度今の会社の悩みを解決できないか模索し、その上で転職したいと思うのであれば今後の人生のためにも前向きに転職を検討することも良いかもしれませんが、 転職する前に一度立ち止まり、今抱いている悩みを解決するための行動を取るべきです。


「この会社で自分のやりたいことができない」という悩みについては自分のやりたいことは何か具体的に言語化しどのようにすればやりたいことができるのか自分なりにアプローチしていくことが大切です。

人間関係については、苦手だと思う人に対するあなたの見方を変えていくスキルを身につけ広い視野で物事をみることができるようになると解決できるでしょう。

「今の仕事が向いていない」という悩みについては自分1人の力で同行しようと空回りするのではなく、先輩や上司を頼って1日でも早く仕事の成果を出せるようにしていきましょう。


また、ここでは挙げませんでしたが、過剰なパワハラや激務、鬱など心身に異常をきたすような仕事の場合はすぐに専門家に相談したり休職や退職をするべきでしょう。

「どうしても今の会社で働き続けることが困難であれば転職もできる」ということを頭の片隅におきつつ、できることは自分から行動して変えていく努力をしていきましょう。

この記事をシェアする

この記事を書いた人

末永 雄大Yuta Suenaga

アクシス株式会社 代表取締役
リクルートキャリア、サイバーエージェントを経て、2012年に同社を設立。 月間40万PVを誇る転職メディア「すべらない転職」やキャリアの有料パーソナルトレーニング「マジキャリ」を通じて20代のビジネスパーソンを中心にキャリア支援を行う。

この記事と同じカテゴリーの記事